図1 自分の共有フォルダ上で開かれているすべてのファイルやフォルダを閉じた画面
図1 自分の共有フォルダ上で開かれているすべてのファイルやフォルダを閉じた画面
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図2 他のマシン上の共有フォルダ上で開かれているすべてのファイルやフォルダを閉じた画面
図2 他のマシン上の共有フォルダ上で開かれているすべてのファイルやフォルダを閉じた画面
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図3 ユーザー名を指定して開いているファイルやフォルダを閉じた画面
図3 ユーザー名を指定して開いているファイルやフォルダを閉じた画面
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openfiles /disconnect /id *

 マシンの再起動やシャットダウンをする際に,ネットワーク経由で共有されているフォルダやファイルがあったとすると,それを事前に閉じておきたいことがあります。この場合は,コントロール・パネルの管理ツールにある「コンピュータの管理」のGUIツールで「共有フォルダ」の「開いているファイル」上に表示されるアイコンを右クリックして,「開いているファイルを閉じる」を実行して閉じるのが一般的です。

ただし,たくさんのファイルやフォルダが開かれていて,それらをまとめて閉じたい場合にはopenfilesコマンドを使うのが便利です(図1)。閉じる対象とするファイルをワイルドカード(*)で指定することで,共有フォルダで開かれているファイルすべてをまとめて閉じることができます。

 openfilesコマンドを使って,他のマシン上で開かれている共有フォルダを閉じることも可能です。この場合,以下のように対象とするマシンと一緒に必要な権限を持つユーザー名をパスワードと一緒に入力します(図2)。

openfiles /disconnect /s コンピュータ名 /u コンピュータ名\ユーザー名 /p パスワード /id *

 特定のユーザーが開いているファイルを閉じたい場合は,以下のようにユーザー名を指定して実行します(図3)。

openfiles /disconnect /a ユーザー名