注目の書籍

好評発売中!

IT業界徹底研究就職ガイド2013年版

IT/ネット業界で働くと いうことを分かりやす く解説。2013年3月卒 業の学生向けの1冊。

必聴講座ご紹介

Cloud Days Tokyo 2012
クラウド時代を勝ち抜く企業戦略を考える

エムオーテックス


Cloud Days Tokyo 2012
クラウド時代の企業インフラとユーザー環境の姿

ヴイエムウェア


Cloud Days Osaka 2012
クラウドでIT維新を〜ビジネスを加速させるベストプラクティス

アマゾン データ サービス ジャパン

情報システム

インタビュー

ITpro

アラン・ケイが描くパソコンの未来像(後編)

刹那的文化がすべての大人を愚か者に

2006/08/18

長年に渡って子供用コンピュータの研究開発を続けてきたアラン・ケイ氏が、大人の社会に対して強烈に批判を浴びせる。「過去を振り返ったり未来を見通すことなく、今を刹那的に体験するのに精一杯」と評する。そして、この状況が続くことによって、モノを考えられない愚か者が増殖することを同氏は危惧している。アラン・ケイ氏に対するインタビュー連載の最終回をお届けする。

(聞き手=ITpro発行人 浅見直樹,写真=栗原克己)

娯楽はコンピュータの一側面でしかない

Alan Kay

いつから、子供を対象にした教育用コンピュータに興味をもつようになったのでしょうか。

  私個人は、1960年代から教育用コンピュータに関心をもっている。Xerox社のパロアルト研究所(PARC)では常に、子供が利用するコンピュータとは何かを考えていた。読むことを学ぶのは、大人ではなく子供、だから子供に向けたコンピュータが大事だと思っている。今の大人たちは、モノを考える能力が欠如している。その大人に、モノの考え方を教えるよりは、子供たちから始める方が得策だと考えるからだ。

 大人は、例えばコンピュータを自動的な経理処理の道具として利用する。それはコンピュータの一側面に過ぎないにも関わらず、自分が経験したことを自動化するだけの道具だと思い込んでいる。自分の発想を豊かにする創造的な道具であることを忘れている。

 では、子供をめぐる環境はどうか。子供に向けたコンピュータは家庭用ゲーム機があるくらいだ。コンピュータが発明されたのは当に昔のことにも関わらず、子供を対象にした真のコンピュータがないのは嘆かわしい問題といえる。それを解決したいからこそ、100ドル・パソコンのプロジェクトをスタートさせた。まだ最初の一歩だが、このアイデアを追いかけようとする人も見受けられる。やがて大きなうねりとなる。

>>ポップカルチャーは危険な文化
次ページ以降はITpro会員(無料)の方のみお読みいただけます。
会員の方は、 ログインしてご覧ください。
まだ会員でない方は、ぜひ登録(無料)していただき、ITproの豊富なコンテンツをご覧ください。

この記事に対するfacebookコメント

nikkeibpITpro

読みましたか? 〜 未読記事をご紹介