現在,Windows OSとMicrosoft Officeを使っているユーザーは,更新プログラムやパッチを適用する際に,OSやOfficeが正規版である(海賊版でない)ことを証明する必要がある。この「Windows Genuine Advantage(WGA)」の認証に関しては不満が多いが,特に,急いでパッチを入手したいときにWGAの認証が始まるのはイライラさせられる。そういうユーザーには,事前にWGA認証を済ませてしまうことをお勧めする。

 WGAの認証を事前に行うには,マイクロソフトのWebサイトで「Windows確認アシスタント」または「Office確認アシスタント」を実行すればよい。

 どちらの場合も,ActiveXコントロールをインストールする必要があり,そのActiveXコントロールがWindowsやOfficeの正当性を確認するのに使用される。Microsoftは,ソフトウエアが正規版かどうか確認するためにいくつかのステップを踏むよう求めているが,エンドユーザーにとってはWGAのテストを通過することだけが重要なステップであり,テストが終われば他の設問に答えなくてもよい。

 セキュリティの設定やInternet Explorerの設定によって,WGAのテストが実行できない場合は,「Microsoft Genuine Advantage - 診断サイト」というサイトで,設定状態をチェックできる。このサイトにある診断ツールを実行すると,どういう設定を修正すればいいか,その手段を確認できる。なおInternet Explorer以外のWebブラウザでは,WGAのテストは実行できない。