CCNPとBSCIの位置づけ
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 「シスコ資格:CCNPへの道 BSCI編」へようこそ! この連載は,シスコ技術者認定資格の「CCNP」(Cisco Certified Network Professional)を取得するために合格が必要な試験の一つ「BSCI」(Building Scalable Cisco Internetworks)を突破するための解説をしていきます。

 CCNPは,シスコ資格のエントリー資格であるCCNA(Cisco Certified Network Associate)の上位資格になります。ネットワーク技術者が,100~500台以上のノードからなるLANおよびWANの導入,設定,運用を行う能力を備えていることを認定します。

 CCNPを取得するためには,四つの試験に合格する必要があります()。そのうちの一つがBSCIです。BSCIは,Ciscoルーターを使ったルーティングに関する試験です。EIGRP,OSPF,IS-IS,BGPといったルーティング・プロトコルを使って中~大規模なネットワークを構築するためのスキルが問われます。また,マルチキャストルーティングやIPv6の設定知識なども求められます。

 BSCIで問われるのはルーティングの内容であることから,ルーター技術者には欠かせない知識です。そのため,より上位の資格を目指すにも,このBSCIで問われる知識をしっかり身に付けておく必要があります。試験合格を目指す人だけでなく,ルーターに関するより深い知識を習得したいという人にも勉強の価値はあるでしょう。

【参考リンク】シスコ資格:CCNAへの道

●IPアドレス編

●EIGRP編

●OSPF編

●Integrated IS-IS編

●BGP編

●IOSルーティング編

●マルチキャスト編

●IPv6編

■筆者紹介

エイジはネットワークの勉強サイト「Roads to Node」の管理人。Flashで作った動画の技術解説が好評。シスコ資格対策サイトとしては,シスコ資格:CCNAへの道もある。本職は,技術系専門学校の講師。網野衛二というペンネームで執筆活動もしている。