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問17. ネットワーク機器のカタログを見ると、インタフェースの仕様を記した項目に「RJ-45」と記述されていた。以下の写真の中で、RJ-45形式のインタフェースはどれか。以下の選択肢から一つ選びなさい。

[選択肢]
a. (1)
b. (2)
c. (3)
d. (4)
e. (5)

[解説]
 正解は,選択肢bの(2)です。

 RJ-45は,LANケーブルを接続するために使われる8ピンの信号線を使うコネクタです。ISOでも「ISO8877」として規格化されています。製品カタログなどには「8ピン・モジュラジャック」と書かれることもあります。

 より対線を使うイーサネットは,このRJ-45コネクタを使います。そのため,例えば,ブロードバンド・ルーターのWANポートに「RJ-45×1」とあったら,WANポートにイーサネット・ポートが付いており,LANケーブルを使ってADSLモデムなどをつなぐ必要があるということがわかります。

 そのほかの選択肢についても確認しておきましょう。

 選択肢aの(1)は,SCコネクタです。SCコネクタはLANで広く使われる光ファイバ用のコネクタです。1000BASE-SXや1000BASE-LXなどの光ファイバを使って通信する場合に使います。

 選択肢cの(3)は,D-Sub9ピン・コネクタです。シリアル・ケーブルをつなぐためのコネクタで,主にパソコンから機器をメンテナンスするために使われます。

 選択肢dの(4)は,RJ-11と呼ばれるコネクタです。主に電話ケーブルに使われるコネクタです。「LINE」や「TEL」といった表示からも,電話ケーブル用のコネクタであることがわかります。こちらは6本の信号線を使うので,「6ピン・モジュラジャック」と呼ばれることもあります。

 選択肢eの(5)は,USBのコネクタです。USBのコネクタには2種類あり,問題にある写真のものは主にパソコンの周辺機器が搭載する「シリーズB」と呼ばれるタイプです。もう一つの「シリーズA」は,主にパソコンが搭載する扁平型のコネクタです。