無線ICタグデータを記録しておく小さなICチップと無線通信用のアンテナを組み合わせた小型装置。リーダー/ライターと呼ぶ装置と無線通信してデータを読み書きする。「ICタグ」、「RFID(Radio Frequency ID)タグ」、「無線タグ」、「RFタグ」という呼び方もある。 ICタグは、主として商品/製品に取り付け、その商品/製品を特定したり、それにヒモ付けられたデータを取得したりするために利用する。既存のバーコードと比べてICタグが優れている点は、(1)複数のICタグを一括で読み取れること、(2)ICタグが格納するデータを追加または変更できること、(3)ICタグから離れていてもデータを読み取れること、(4)表面が汚れていても読み取りが可能なこと、などである。 こうした特徴を持つICタグは、企業がこれまで悩まされてきた、人手がかかるさまざまな問題を解消するものと期待されている。例えば、商品の入出荷時の検品作業や棚卸し作業の負荷軽減、店舗における盗難の防止、過剰在庫や欠品の把握、といった課題に対し、効果的な解決手段として注目を集めている。 ICタグにも弱点はある。金属や水分に弱いことや、バーコードと違って単価が高いことだ。 ICタグは金属や水分が近くにあると、通信距離が短くなり、最悪の場合は通信できなくなる。ICタグは電波や磁界を利用して通信しているため、金属や水分があると電波の反射や吸収が起こり、正しく通信できないことがある。対策としては、アンテナ部分が大きいICタグや、金属に張り付けるために特殊な加工を施したICタグを利用する方法が知られている。 単価に関しては、バーコードは印刷のみの場合だと単価はほぼゼロと考えてよいのに対し、ICタグは現在、1個数十円から100円以上のコストがかかる。 関連キーワード●アクティブタグ、パッシブタグ、リーダー/ライター 本記事は2005年12月26日発行のムック「無線ICタグ活用のすべて」(詳細はこちら!)の記事を基に再編集したものです。 連載新着記事一覧へ >>
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