
ネットワーク専門誌を読むと,毎月のように記事中でネットワーク・コマンドの使い方が取り上げられている。しばしば登場するのはping,tracert,ipconfig,arp,netstat,nslookupという六つのコマンドだ。これらは,ちょっとした動作確認からトラブル・シューティングまで,よくお世話になる重要なコマンドばかりである。
マウス操作でコマンドを実行できる
こうしたWindowsに付属するネットワーク・コマンドは,すべてコマンド・プロンプト上で実行するのが基本。多くの記事では毎回同じようにコマンド・プロンプト*を開いてコマンドを入力する方法を説明している。
しかし,日ごろからマウスを使った操作に慣れ切っているWindowsユーザーにとって,味も素っ気もないコマンド・プロンプト上でテキスト・ベースのコマンドを操るのは,どうも苦手だという人は多いだろう。
何も雑誌の都合に合わせて毎回コマンド・プロンプト上でのコマンド実行に付き合う必要はない。ひと通り触って基本を理解したら,あとはグラフィカルなウインドウ上で各種ネットワーク・コマンドを実行できる「NETMETRIX-INFO」(図1)のような統合コマンド・ツールを使ってしまおう。
●図1 NETMETRIX-INFO |
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NETMETRIX-INFOは,前述の六つを含む合計10個のネットワーク・コマンドがあらかじめタブとして用意されており,マウスで切り替えながら簡単に各コマンドを実行できる。
コマンド実行時に指定するオプションもリストから選ぶだけの簡単操作。各オプションが何を意味するのかも常に画面下部に表示されているので,いちいちヘルプを呼び出して確認する必要はない。コマンド・プロンプトと違って,メニューから選ぶだけですぐにコマンド実行結果をテキスト形式で保存できる点も非常に便利だ。
統合コマンド・ツールの中には,もっと画面表示がきれいだったり,インタフェースを作り込んだツールがたくさんある。しかし,筆者にとっては,シンプルだがコマンド・プロンプトでの実行結果とまったく同じ形で結果を表示するNETMETRIX-INFOが最も使いやすくお薦めしたい。このツールなら,OS標準のネットワーク・コマンドの完全な置き換えとして,ネットワーク専門誌の記事を読んで試す際にも使えるからだ。
コマンドを使いやすくするお薦めツール
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