図 Windows XPでサーバーの共有フォルダをドライブx:にマッピングした画面
図 Windows XPでサーバーの共有フォルダをドライブx:にマッピングした画面
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net use デバイス名 \\コンピュータ名\共有名 パスワード /user:ユーザー名

 パソコンにログオンしたときに使ったユーザー名に対してはアクセス権がない共有フォルダのアクセス権がない場合に,"\\コンピュータ名\共有名"といったUNCパスで指定して共有フォルダを利用しようとしても接続できないことがあります。こういった場合は,net useコマンドで別のユーザー名で接続すれば,改めてログオンし直さなくても共有フォルダを利用できます。

 例えば,対象がWindows NT/2000/XP/2003のOSならば,次のように「コンピュータ名\ユーザー名」の書式でユーザー名を指定してコマンドを実行します(図)。

net use デバイス名 \\コンピュータ名\共有名 パスワード /user:コンピュータ名\ユーザー名

 なお,ドメイン環境の場合は,以下のように「ドメイン名\ユーザー名」の書式でユーザー名を指定してコマンドを実行します。

net use デバイス名 \\コンピュータ名\共有名 パスワード /user:ドメイン名\ユーザー名

 このようにドメイン名で指定する書式で利用すれば,ドメインに参加していないワークグループ端末からでも,ドメイン環境の共有フォルダにアクセスすることができるようになります。