リーダー/ライターと無線ICタグが通信可能な距離であるにもかかわらず、読み書きができない位置のこと。リーダー/ライターが出す電波と、壁や床などに反射してできた逆位相の電波が打ち消し合う「フェージング」が原因である。ヌル点は、電波で通信するUHF帯や2.45GHz帯のICタグシステムで現れる。

 これとは逆に、リーダー/ライターが発した電波と反射した電波が同位相となって強め合い、リーダー/ライターの電波だけでは通常読み取れない場所にあるICタグも読み取れる場合がある。

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本記事は2005年12月26日発行のムック「無線ICタグ活用のすべて」(詳細はこちら!)の記事を基に再編集したものです。