●名称:HTTP-FUSE KNOPPIX 4.0
●提供元:産業技術総合研究所
●URL:http://unit.aist.go.jp/itri/knoppix/
●対応機種:PC AT互換機


写真1 HTTP-FUSE-KNOPPIX 4.0の起動画面
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 「HTTP-FUSE-KNOPPIX 4.0」は,必要なファイルをインターネット経由でダウンロードしながら起動するKNOPPIXです。本体(knoppix-fuse-4.0_20050831.iso)のサイズは,約5Mバイトと非常に小さくなっています。

 HTTP-FUSE-KNOPPIX 4.0では,起動時にファイルをダウンロードするので常に最新のパッケージが利用できます。利用できるパッケージの種類については,以下で紹介する「KNOPPIX 4.0日本語版」に含まれるものと同じです。

 KNOPPIX 4.0日本語版はドイツのKlaus Knopper氏が開発した「KNOPPIX 4.0」(http://www.knopper.net/knoppix/)を産業技術総合研究所が日本語化したDVD-ROMベースのLiunxディストリビューションです。ハード・ディスクにインストールすることなく利用できます。PCにCD-ROM/DVD-ROMドライブやUSBポートなどを搭載していれば利用できるので,Linuxを手軽に試すときやシステムに異常が起きたときのレスキュー用などに利用できます。

 HTTP-FUSE-KNOPPIXを起動するには,「knoppix-fuse-4.0_20050831.iso」を用いて作成した起動CDをドライブにセットし,パソコンを起動します。すると,ブート画面が表示されます。ネットワーク内にDHCPサーバーが用意されている場合はそのまま[Enter]キーを押します。DHCPサーバーがない場合や,プロキシ・サーバーを経由する場合は,次ページに示した注意事項を参照してください。

 ハードウエアの自動認識などが完了すると,利用するサーバーの選択画面が表示されます。通常は「NETSELECT」を選択します。次に必要なファイルのコンテンツを選択します。通常は「knoppix40」を選択します。

 必要なファイルのダウンロードが終了すると,デスクトップ環境「KDE」の画面が表示されます。

 HTTP-FUSE-KNOPPIXは,先に述べたように,ネットワークを介してデータを取得するため,利用しているネットワークの回線速度に応じてKNOPPIX本体や各種アプリケーションの起動に時間がかかることがあります。