Interop Tokyo 2006会場の幕張メッセ
Interop Tokyo 2006会場の幕張メッセ
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 国内最大規模を誇るネットワークの総合展「Interop Tokyo 2006」が,6月5日~9日にかけて千葉市の幕張メッセで開催されました。インターネット関連の著名人による講演,6月7日~9日に行われた展示会,会場内に張り巡らされた40Gbpsの高速ネットワーク「ShowNet」を使ったデモなど,見所はたくさんありました。

 ITproでは「Interop特番サイト」を用意し,会場から基調講演の情報や展示会場からのホットなニュースやお伝えしました。

 私は取材のために2日間会場に詰めていましたが,今年のInteropは例年と比べても活気があったという感触を得ました。もちろん13回目を迎えるInteropのすべてを見てきたわけではありませんし,去年や一昨年が淋しかったというわけでもありません。

 自分自身の実感を確認するために,公式記録を調べたところ,今回の展示会の入場者数は15万9818人でした。事務局が目標として掲げた16万人にはわずかに届きませんでしたが,2004年が14万1605人,2005年が15万2243人ですから,入場者はやはり増える傾向にあります。

 それでは,私が「例年よりも活気がある」と感じた点をいくつか紹介します。まず会場前の入場者の待ち行列が長くなっていた点。幕張メッセの2階コンコースが入場待ちの人で埋まっている印象でした。展示会場に満遍なく来場者が回遊していて,会場の端などの“淋しいエリア”をあまり感じなかったことも活況感につながっていました。特定のブースにだけ人が集中するのではなく,多くのソリューションや製品に来場者の興味がうまく分散する。そのことが,会場全体の活気につながっていたのではないでしょうか。

 そして,もう一つが各ブースのコンパニオンさんです。気のせいか,全体の人数やコンパニオンを使っている企業の数が多いようです。さらに,何と言うか服装の派手さも“進化”していたような(あるいはバブル時代に“退化”していたというべきか?)。好みの問題で目に付いただけかもしれませんが,ピチッとしたミニスカートやヘソ出しのスタイルなどなどを,会場のあちらこちらで見かけました。その写真は……残念ながら,撮っていません。

 景気が悪くなると展示会のコンパニオンは減らされます。ですから,お姉さんたちが目に付く展示会は,景気回復の証拠と言えるかも知れません。今年のInteropに足を運んだ方の多くは,私と同じように「IT業界にも春風」を感じられたのではないでしょうか?