OpenOffice.orgの表計算ツールである「Calc」を使って,前回までに数式の入力方法などを紹介した。引き続き,書式の設定方法から使い方を学んでいこう。
書式を設定する
Calcでは,書式を使って表の“見かけ”を整えていく。このやり方もExcelと同様だ。ここでは,書式ツールバーによる書式の設定,セルの結合,背景色の設定を試していこう。
書式ツールバーでフォントを設定
フォントやサイズや色を設定する場合は,Writerと同じように書式ツールバーを使う。まず,書式ツールバーを使ってフォント・サイズを設定してみよう(写真1)。
(1)フォントサイズを設定したいセルをクリック
(2)書式ツールバーで,フォントサイズを設定
セルを結合する
続いて,セルを結合し,テキストを中央寄せにする。隣り合ったセルを一つにまとめるには,「セルの結合」ボタンを使う(写真2)。
(1)結合したいセルをドラッグで選択
(2)「書式」ツールバーの「セルの結合」ボタンをクリック
(3)書式ツールバーで,「中央寄せ」ボタンをクリック
背景色を設定する
最後に背景色を設定する。セルの背景色を設定するには,「セルの結合」ボタンを使う(写真3)。
(1)背景色を設定したいセルをドラッグで選択
(2)「書式」ツールバーの「背景色」ボタンをクリック
(3)「背景」ダイアログが表示されたら色を選択
ちなみに,セル内で改行するには,セル内で[Ctrl]+[Enter]を押す。数式バーでは改行できないので注意しよう。
データの見かけを設定する
入力したデータの見かけを変えるには,「数の書式」を設定する。単なる数値に金額にしたり,日付を西暦や元号表示に切り替えられる。
通貨表示にする
通貨表示にするには,次のように操作する(写真4)。
(1)通貨表示したいセルをクリック
(2)「書式」ツールバーの「数の書式:通貨」ボタンをクリックする
ちなみに,書式をクリアするには,[Ctrl]+[Shift]+[スペース]を押せばよい。
日付を入力する
日付は,「3/6」と入力すると,自動的にその年の日付として認識される(写真5)。書式ツールバーで設定できないような細かな設定は,[書式]-[セル]で設定する。例えば,日付の表記を変更するには,セルの書式の「数」を設定する。この機能を使うと同じ日付を「2006年3月6日」や「平成18年3月6日」と表示できる(写真6)。
(1)書式を設定したいセルを選択する
(2)[書式]-[セル]
(3)「セルのフォーマット」ダイアログが表示されたら,「数」タブを選択する
(4)「分類」で“日付”を選択する
(5)「書式」で,表示したい形式を選択する
(6)「OK」ボタンをクリックする