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Googleを経営に生かす(19)
海外向けの動画コンテンツを視聴して英語を勉強する

2006/06/08

 さまざまなシーンで英語の読み書きが行えることがビジネスの必須スキルとなっている昨今だが,いまだに英語の聞き取りがなかなかうまくできないという人は多い。書店などに行けばリスニング用の学習機材などはたくさん販売されているが,そうしたものは時事性に乏しい物が多く,なかなか生きた英語を学ぶことができない。そんなときに便利なのが米国で提供されているGoogleの動画配信サービスだ。

動画の検索サービス「Google Video」を活用する

 米国のGoogleが昨年から実験的に提供している動画配信サービスがGoogle Videoだ。簡単に説明すれば,Googleが提供する動画の検索サービスであり,ユーザーがGoogle上にアップロードした動画を検索したり,スポーツチャンネルやニュース番組など有料の動画コンテンツを検索することができるようになっている。

 Google Videoには日々,たくさんの動画コンテンツがアップロードされており,そのほとんどが英語の動画コンテンツだ。ここの人気コンテンツを見ることで生きた英語をたくさん学ぶことができる,というわけだ。ただし,当然のことながらGoogle Videoは語学学習用に設けられたサービスではない。そのため,ある程度の語学力がないと内容を理解することは難しいし,学習用ソフトのように「答え合わせ」をしてくれるわけでもない。だが,そこのところで「検索」サービスが役に立つのだ。Google Videoのトップページから適当に動画を探すのではなく,ある程度自分に知識があり,内容を類推できそうな単語で検索すればいいのである。例えばIT系の話題や新商品についての知識がある人ならばGoogle Videoのトップページから「Apple Microsoft」と検索してみよう。すると,米国のMac World Expo 2006のレポート番組や,AppleとMicrosoftどちらを選ぶのかをドラマ形式でユーモラスに描いた動画を見つけることができた。ある程度自分に知識がある内容であれば,何度も聞き返すことで意味を取ることができるようになるはず。自分の得意分野の動画で英語学習できるというのは検索サービスがあるGoogle Videoならではといえる。

 Google Videoが便利なのは,ブラウザーに専用ソフトなどをインストールしなくても動画のURLにアクセスするとスムーズに動画が再生されるところ。動画によってはハードディスクに保存して何度も見返したり,動画再生に対応したiPodやポータブルゲーム機のPSPで再生できる形式に変換してダウンロードすることもできる。動画のタイトルの部分に「Download」というボタンがあり,その右にあるドロップダウンメニューから「Windows/Mac」を選択するとパソコンで見られる動画形式,「Video iPod」を選択すると動画対応iPod,「Sony PSP」を選択するとPSPで見られる形式に自動的に変換されてパソコン上にダウンロードすることができる。

 配布されている動画は個人ユーザーが作った無料のものから,「Charlie Rose」といった有名なインタビュー番組,スポーツ中継の有料コンテンツなどまで幅広い。無料で生きた英語を学びたいという人はチェックして損はないだろう。

■津田 大介 (つだ だいすけ)

【略歴】
1973年東京都生まれ。週刊誌,インターネット誌,ビジネス誌,音楽誌などを中心に幅広いジャンルで執筆。ここ数年はネットカルチャーやネットワーク時代の音楽の在り方について多くの原稿を寄稿。主な著書は,目的別にGoogleの活用法を解説した『ググる』,ネット通販サイト「Amazon」の活用法を解説した『アマゾる』(両書とも毎日コミュニケーションズ刊)など。

【関連URL】
音楽配信を中心としたデジタルコンテンツ流通,著作権問題などの関連ニュースを集めた情報サイト「音楽配信メモ」(http://xtc.bz/)も運営している。

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