はじめまして! 私は今,ニューヨークにいます。日本の海運大手の情報システム子会社に勤めており,2002年の米国赴任を機に,2004年の夏からニューヨークの社会人大学院でソフトウエア・エンジニアリングを勉強している30代半ばのSEです。

 私が通っているのはニューヨーク大学。スパイク・リーなど多くの映画関係者を輩出している大学です。世界のエンジニアの間で標準となっている知識を大学という場所で他のエンジニアと切磋琢磨しながら学んでいくことは,大変有意義で,なによりワクワクする体験です。そこでこの連載では,どうすれば米国の社会人大学に入れるか,入ることによってエンジニアとしてのキャリアがどう変わるか,を実体験を通してお伝えしていきたいと思います。

第1回 米国赴任のチャンスを生かす[2005年02月25日]

第2回 社会人大学の背景にある米国IT業界のキャリアの考え方[2005年03月25日]

第3回 私が最初に受講した社会人講座[2005年04月26日]

第4回 大学選びと申し込みの方法[2005年05月26日]

第5回 書類の専門用語が分からない…悪戦苦闘の出願手続き[2005年06月24日]

第6回 期限も厳しい! 大変だった入学手続き[2005年07月25日]

第7回 オンラインで受講するための仕掛けとは?[2005年08月26日]

第8回 掲示板に苦戦! 楽勝とはいかなかった,オンライン授業[2005年09月26日]

第9回 期待と不安の成績発表[2005年10月25日]

第10回 米国中の学生が憧れるニューヨーク大学の“キャンパス”[2005年11月25日]

第11回 大学院へ編入 ようやく当初の目的を果たす[2005年12月22日]

第12回 大学院コースに編入後に参加した楽しい課外イベント[2006年02月03日]

第13回 大学と比べてぐっとアカデミックな大学院の授業[2006年03月07日]

第14回 社会人大学院生にはモバイル・アクセスが必須[2006年03月28日]

第15回 2科目同時履修は,地獄の沙汰[2006年04月26日]

第16回 社会人大学院の授業のレベルとは[2006年05月24日]

第17回 社会人大学院と修士論文との関係[2006年06月28日]

第18回 厳しい通学事情もなんのその!? ワクワクの教室授業[2006年07月28日]

第19回 最初の一歩から苦戦! 論文の計画書ってどう書くの?[2006年08月25日]

第20回 広い,24時間開館! 大学図書館は学生の強い味方[2006年09月29日]

第21回 佳境を迎えつつある修士論文の執筆状況[2006年10月27日]

第22回 大学の売店からライブハウスまで,学校のまわりは文化の殿堂[2006年11月24日]

第23回 庶民の味方の教育機関「コミュニティ・カレッジ」[2006年12月22日]

第24回 米国の長いホリデー休暇の落とし穴,最後の最後の論文提出でピンチ![2007年01月26日]

第25回 大学院生活の総括(その1)「留学の元を取れるのはどんな人?」[2007年02月23日]

最終回 大学院生活の総括その2 仕事と学業を両立するコツ [2007年03月30日]


 林 光一郎(はやし こういちろう)
NSRI(USA)

1991年,京都大学農学部卒業後,日本郵船に入社。関連IT企業のNYKシステム総研への出向を経て現職。現在はニューヨークにあるNSRI(日本郵船グループ)社内のアプリケーション開発プロジェクトに従事しながら,ニューヨーク大学大学院Management and Systems学科に在学。情報処理技術者試験に関する複数の著書のほか,「情報処理技術者用語辞典」(日経BP社)のデータベース項目の執筆を担当。日本システムアナリスト協会・中小企業診断協会会員