概要  
パソコンに装着しているイーサネット・カードにバインドされている情報を表示する。

 構文  
getmac [[/s 対象パソコン] [/u ユーザー名] [/p パスワード]] [/fo table|csv| list] [/v] [/nh]

 利用環境  
Windows 95 ×
Windows 98 ×
Windows Me ×
Windows NT 4.0 △
Windows 2000 △
Windows XP ○
Windows Server 2003 ○
「△」のNT 4.0とWindows 2000では標準のコマンドとしては用意していないが,リソース・キットから導入可能。ただしオプション範囲が異なるので注意。

 オプション 
(なし)パソコンに装着しているイーサネット・カードにバインドされたトランスポート名とMACアドレスを表示する。
[/s 対象パソコン] [/u ユーザー名] [/p パスワード]ネットワーク上のほかのWindowsパソコンに装着しているイーサネット・カードのMACアドレスを表示する。ただし,接続して調べられるパソコンはWindows 2000以降のみで,対象パソコンの管理者権限をもったユーザー名を使う必要がある。対象とするパソコンは,/sオプションでNetBIOS名またはDNS名 (FQDN)あるいはIPアドレスを指定する。併せて,/uオプションで接続するユーザー名を,/pオプションでパスワードを指定する。
/fo table|csv|list情報の出力形式を指定する。表形式の場合は「table」,情報ごとにカンマで区分けしたCSV形式の場合は「csv」,項目ごとに改行するリスト形式の場合は「list」を指定する。特に指定がない場合は表形式で表示される。
/v詳細な情報を出力する。標準の「物理アドレス」と「トランスポート名」の2項目の前に,「接続名」と「アダプタ名」の2項目を追加し,合わせて4項目を表示する。
/nhそれぞれの情報の項目名と区分け線を出力せずに,項目の内容だけを表示する。


 使用例1:イーサネット・カードにバインドしているトランスポート名とMACアドレスを確認する(クリックで詳細表示)  
getmac /fo table
または
getmac /fo csv
または
getmac /fo list

 使用例2:イーサネット・カードに関する詳細な情報を確認する(クリックで詳細表示)  
getmac /fo table /v

 使用例3:ネットワーク上の他のパソコンで使用しているイーサネット・カードのMACアドレスを確認する(クリックで詳細表示)  
getmac /s 対象パソコン /u ユーザー名 /p パスワード