対話型モードも使えるが…

 これで,telnetコマンドの基本的な使い方はおしまいだ。最後に,telnetコマンドの便利な使い方を紹介しておこう。

 実はtelnetコマンドはコマンド・プロンプトから1行のコマンドを実行するだけでなく,telnet専用の対話型モードも用意している。コマンド・プロンプトから

telnet

とだけ打ち込んで実行してみよう。そうすると,画面が切り替わり,「Micosoft Telnet>」というプロンプトが表示されるだろう。このプロンプトからtelnet用のさまざまなコマンドが実行できる。

 先ほどの「GET / HTTP/1.0」と打ち込んだとき,画面に自分が打ち込んだ文字列が表示されなかったが,このモードに入ってから

set localecho

実行し*,そのあとでWebサーバー・ソフトへ接続するために

open 192.168.0.100 80

と実行してみよう。そうすれば,そのあとで自分が打ち込む文字列も画面に表示されるようになる。

 ただ,WindowsXPに付属しているtelnetコマンドで上記のような使い方をすると,画面の表示が乱れてしまう(Windows2000では,問題なく表示される)。