写真1 今回作成するサンプル文章
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写真2 文字サイズで「18」を選択
写真2 文字サイズで「18」を選択
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写真3 [書式]-[段落]で開いた画面で「両端揃え」を選択
写真3 [書式]-[段落]で開いた画面で「両端揃え」を選択
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写真4 テキストを両端ぞろえにできた
写真4 テキストを両端ぞろえにできた
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写真5 「ページスタイル」ダイアログで用紙サイズを設定する
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写真6 書式ツールバーの「個条書きオン/オフ」ボタンをクリック
写真6 書式ツールバーの「個条書きオン/オフ」ボタンをクリック
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写真7 書式ツールバーの「番号付けオン/オフ」ボタンをクリック
写真7 書式ツールバーの「番号付けオン/オフ」ボタンをクリック
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写真8 行が入れ替わると同時に番号が自動的に付けられる
写真8 行が入れ替わると同時に番号が自動的に付けられる
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 OpenOffice.orgに共通する機能と操作を理解したところで,ワープロ・ソフト「Writer」を使ってみよう。まずは基本操作法を習熟しよう。ここでは,写真1のようなビジネス文書を例に挙げる。文書タイトルのサイズの変更やテキストの個条書きを設定してみよう。
 Writerの基本操作は,Microsoft Word(以下,Word)とよく似ている。例えば,入力したテキストについて,フォントやサイズを変更する方法はほとんど同じだ。変更したいテキストをドラッグで選択し,書式ツールバーで設定すればよい。例えば,文書のタイトル部分のサイズを変更するには次のように操作する。

(1)文書のタイトル部分をドラッグで選択する
(2)書式ツールバーのフォント・サイズの▼マークをクリックする
(3)文字サイズで「18」を選択する(写真2

 これ以外の書式も同様に書式ツールバーで設定できる。書式ツールバーにない項目は,[書式]-[文字]か,[書式]-[段落]で設定できる。

両端ぞろえを施す

 Wordと大きく操作の違う機能もある。代表的な例が両端ぞろえだ。両端ぞろえとは,テキストを用紙の幅いっぱいに広げて表示する設定である。
 Wordでは,これを書式ツールバーの「両端揃え」ボタンで行う。OpenOffice.orgでは,同様のボタンを日本語に使っても両端揃えにならない。このボタンは英語用で,単語間の空白を広げて両端揃えにする。しかし,日本語には単語間に空白がないので思ったようには機能しない。
 OpenOffice.orgで日本語を両端ぞろえにするには,次のように操作する。

(1)文書のタイトル部分をドラッグで選択する
(2)[書式]-[段落]を指定
(3)「段落」ダイアログが表示されたら,「配置」タブを選択する
(4)「両端揃え」をオンにする
(5)「最後の行」から「両端揃え」を選択(写真3
(6)「OK」ボタンをクリックする

これでテキストを両端ぞろえにできる(写真4)。

用紙サイズを設定する

 Wordでは,用紙サイズや向きの設定を[ファイル]-[ページ設定]で行うが,OpenOffice.orgでは次のように[書式]-[ページ]で行う。

(1)[書式]-[ページ]を指定
(2)「ページ」タブをクリック(写真5
(3)用紙サイズなどを選択する
(4)「OK」ボタンをクリックする

個条書きにする

 次に,個条書きを設定してみよう。これは,Wordと同じように次のように設定する。

(1)個条書きにしたいテキストをドラッグで選択する
(2)書式ツールバーの「個条書きオン/オフ」ボタンをクリックする(写真6

 個条書きを選択すると「個条書きと段落番号」オブジェクトバーが表示される。ここで,個条書きについて細かな設定ができる。

番号付けにする

 続いて,番号付けを設定する。Wordよりも便利な機能を備えるので実際に使ってみよう。行頭に記号を付ける代わりに,連続番号を自動的に付加する。具体的には次のように操作する。

(1)番号付けにしたいテキストをドラッグで選択する
(2)書式ツールバーの「番号付けオン/オフ」ボタンをクリックする(写真7

 番号付けを設定した行は,「個条書きと段落番号」オブジェクトバーで順番を入れ替えられる。次のように操作すると行が入れ替わる。行が入れ替わると,自動で番号が付けられる。ユーザーが番号を手動で付け直す必要はない。

(1)2行目にカーソルを置く
(2)「個条書きと段落番号」オブジェクトバーの「上へ」ボタンをクリックする

これで,行が入れ替わり,自動的に番号が付けられる(写真8)。