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 日経コンピュータは2006年5月15日号の特集「ここまで来た地震対策」において、ITを利用した「緊急地震速報システム」を紹介した。緊急地震速報は、地震の到来を先回りして現地へ警告するものだ。

 本誌は2004年10月の新潟県中越地震の際、緊急地震速報が効果を発揮した貴重な映像を入手した。特集記事で紹介するとともに、本サイトで映像を公開する。

 この映像で紹介するのは、測定機器メーカーの明星電気が試験運用していたシステムである。明星電気が茨城県の工場で撮影した。緊急地震速報(左上)、工場内の映像(右上)、NHK総合テレビ(左下)の三つの映像が記録されている。ただし本サイトで公開する映像においては、著作権保護のため、NHKのテレビ画像はカットした。

 新潟県中越地震の揺れが広がるに従って、以下の状況が映し出されていった。

(1)明星電気の工場(茨城県)で緊急地震速報を受信
(2)工場が揺れだす(P波到達)
(3)工場が大きく揺れだす(S波到達)
(4)NHKが「甲信越地方で地震がありました」のテロップを流す(著作権保護のた
めカット)