最近,Webのトップページなどで「RSS」や「XML」などの文字(RSSデータへのリンク)を見る機会が多くなった。例えばITproのトップページ(http://itpro.nikkeibp.co.jp/)は,「RSSフィード」といったタイトルで,ITproが掲載しているニュースや解説記事の要約をアップデートしている。RSSリーダーなどのソフトに,これらのRSSフィードを登録しておけば,ニュースや解説記事などのヘッドラインを見ることができるわけだ。RSSデータはXML形式で記述されている。XMLというデータ形式は,インターネットで扱われるデータ形式として広く利用されている。本連載では,このように露出が増えてきたXMLの基本を,実例を交えて解説していく。

目次

  1. イントロダクション
    ---XMLの特徴を押さえ,少し操作してみよう
  2. XMLとは
    ---XMLデータを作る過程から特徴を見る
  3. XMLの文法
    ---厳密な決まりがある
  4. 名前空間とは
    ---名前空間で修飾された要素で応用言語を識別
  5. XSLTスタイルシートの作成(1)
    ---XMLデータを変換してさまざまなフォーマットで出力する
  6. XSLTスタイルシートの作成(2)
    ---属性値テンプレートを使ってデータ変換

連載記事で使用するサンプル・ファイル

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木村 達哉
インフォテリア 教育部
インフォテリア認定教育センターの運営や,XML技術者認定制度のXMLマスターに対応したコーステキストの開発などに携わる。XMLは,何となく知っているようでもそれを正しく扱うためにはなかなか奥が深いもの。そんなXMLへの入口を紹介します。