アスタリスクとは,PBX(構内電話交換機)を実現するためのソフトウエアです。Linux上で動くオープンソースのソフトなので,無料でインストールできます。全5回の予定で,アスタリスク(Asterisk)を紹介します。第5回まで読んでいただければ,アスタリスクとは何か,何ができて何ができないのかなどの感触をつかんでいただけると思います。
●第1回 アスタリスクの概要とその発展経緯
・柔軟性が高いPBXソフト
・アスタリスクにできること
・アスタリスクの歴史
●第2回 アスタリスクをインストールする
・アスタリスクの構造
・インストール手順
・ちょっと試すだけなら---GUIとWindows版
・アスタリスクで使える電話機
●第3回 アスタリスクを設定する
・設定ファイルを記述する
・アスタリスクのダイヤルプラン
・内線を設定する
・外部プログラムとの連携
●第4回 アスタリスクの関連製品
・四つのタイプに分かれる製品群
・アスタリスク用のハードウエア
・日本製の関連製品
・アスタリスクのビジネスモデル
●第5回 アスタリスクの未来
・アスタリスクの活用方法
・外部プログラムとの連携
・アスタリスクの今後
寄稿者:信國 謙司(のぶくに けんじ) チャットボイス株式会社取締役。1985年,日本電信電話株式会社入社。技術開発部(後にネットワークシステム開発センタと改称)でDDX-P,INS-Pの開発,CCITT(国際電信電話諮問委員会),TTC(情報通信技術委員会)での標準化に従事。ネットワーク高度化推進本部,マルチメディアビジネス開発部を経て,2000年に辞職。東京めたりっく通信,センチュリーシステムズ,マルチメディア総合研究所で,DSL,ブロードバンド・ルーター,TD-CDMAなどの事業化に携わり,2006年1月より現職。 |