Fedora Coreなど比較的新しいLinuxディストリビューションでは,CD-ROMやフロッピ・ディスク(以下FD),USBフラッシュ・メモリーなど一般的なリムーバブル・デバイスは自動認識されます。メディアをドライブあるいはコネクタに挿入すると,自動的にマウントされ,デスクトップにアイコンが表示されます。

 Windows用のメディアでも一般的なFAT形式でフォーマットされていれば,例えばFedora Core 3でもファイル名の表示やファイルの読み書きができます。ただし,読み書きするファイルの内容がテキストだけであっても,日本語が含まれている場合には注意が必要です。Fedora Core 3とWindowsでは日本語の文字コードが異なります。文字コードの自動認識をしてくれるツールならば問題ありませんが,そうでないツールでテキストを扱うと文字化けします。そのため,文字コード変換をする必要があります。

 アンマウントしたい場合は,アイコン上でマウスの右ボタンをクリックします。すると,ポップアップ・メニューが表示されますので,最下行の「アンマウント」(あるいは「取り出し」)を選択します。アンマウントせずにメディアを外してしまった場合には,システムを再起動しないと新たなメディアが認識されない場合があるので注意が必要です。

 一方,Vine Linux 3.1では自動認識はされません。例えば,FDであればドライブにメディアを挿入した後,「アプリケーション」→「システム・ツール」→「ディスク管理」を選択し,マウントを実行します。