このコラムは,コスト計算やコスト管理の話題を中心に,企業の経営層が身に付けるべき「基礎知識」を紹介しています。自分自身に会計のノウハウがなければ,部下がExcelで作った資料に踊らされるだけ。経営者たるもの,「裸の王様」とならないために──。これが,このコラムの隠れたテーマと言えるでしょう。



これまでに掲載した記事の一覧

【第41回】戦略なき会計(前編)予測されたIHIの蹉跌
【第42回】戦略なき会計(後編)身の丈を超えた受注至上主義の先にあるもの
【第43回】コストアップ時代の到来で「戦略なき原価計算」が立ちすくむ
【第44回】フリーキャッシュフローで,ヘタこいた
【第45回】法務優先が引き起こす“三角関係”の財務リスク
【第46回】昭和の時代を思い出させる,減価償却という名のコスト
【第47回】2008年3月期決算は「増収減益」が一大ブームになる?!
【第48回】経営に不可欠なキャッシュフロー会計の「なぜ」を理解しよう
【第49回】IT業界における粉飾決算のイロハを事後的に学ぶ
【第50回】株価下落とコスト上昇に共通するリスク・プレミアム
【第51回】カルテルが処罰される理由,談合がなくならない理由
【第52回】コスト管理外伝 ~ モラルや倫理は御(ぎょ)しがたく
【第53回】ITをあざ笑う「会計知による売れるシステムづくり」
【第54回】さらば後入先出法(前編)~利益操作への道が封印された
【第55回】さらば後入先出法(後編)~葬り去られたパンドラの箱
【第56回】コストの歩留りに,消費者の「ウラミ骨髄」は反映されない
【第57回】現行の原価計算制度や活動基準原価計算を破綻させる「コストのドライブ効果」
【第58回】販売管理や在庫管理を背後で支える確率論のノウハウ
【第59回】会計は,コストをどこまで減らせるのか?
【第60回】怪しいコストの探検隊,人事部に潜入す(前編)
【第61回】怪しいコストの探検隊,人事部に潜入す(後編)
【第62回】名目・実勢・実質---コストアップ時代に際立つ金利の違い
【第63回】現金預金に最適残高は存在するか
【第64回】売れ筋を見逃しては儲からない,売れ筋だけで儲かるわけがない
【第65回】経営環境が混迷するほど「女の勘」は鋭さを増す
【第66回】最適資本構成タカダ理論の初見参
【第67回】最適ファイナンス構成論~借入金は自らの利子率の高低に依存しない
【第68回】セブン&アイとイオンに「最適資本構成タカダ理論」を適用する
【第69回】地に墜ちた損益分岐点 ~セブン&アイにはCVP分析が通じない~
【第70回】死せるコスト,不況に生きる企業を走らす

■高田 直芳 (たかだ なおよし)

【略歴】
 公認会計士。某都市銀行から某監査法人を経て,現在,栃木県小山市で高田公認会計士税理士事務所と,CPA Factory Co.,Ltd.を経営。

【著書】
 「明快!経営分析バイブル」(講談社),「連結キャッシュフロー会計・最短マスターマニュアル」「株式公開・最短実現マニュアル」(共に明日香出版社),「[決定版]ほんとうにわかる経営分析」「[決定版]ほんとうにわかる管理会計&戦略会計」(共にPHP研究所)など。

【ホームページ】
事務所のホームページ「麦わら坊の会計雑学講座