arp -s IPアドレス MACアドレス
arp -d IPアドレス
ARPキャッシュは通常,IPでの通信が発生した際にARP問い合わせを発行して,その結果が自動的に登録されます。登録された内容は一定の時間(Windows 2000/XPでは標準で2分)が経過すると自動的に削除されます。arpコマンドを使うと,この登録内容を手入力で登録または削除できます。
DHCPを使っていて,あるIPアドレスを持つホストが頻繁に変更されるような環境だと,古いARPエントリが残ってしまって障害が発生することがあります。このような場合は,ARPによる問い合わせで自動的に登録した動的エントリを削除すると事象が改善することがあります。
ただし,こうした静的エントリの登録や削除はネットワーク管理上の必要がある,あるいはセキュリティ面で動的なARPを用いたくない,といった特殊な理由がない限りは通常は利用されません。