概要　
IPアドレスとMACアドレスの対応付けを保存しているARPキャッシュを管理する。ARPキャッシュ内のエントリの表示や静的エントリの追加，変更を実行できる。

　構文　
arp [-a [IPアドレス] [-N インタフェース・アドレス]] [-g [IPアドレス] [-N インタフェース・アドレス]] [-d IPアドレス [インタフェース・アドレス]] [-s IPアドレス MACアドレス [インタフェース・アドレス]]

　利用環境　
Windows 95　○
Windows 98　○
Windows Me　○
Windows NT 4.0　○
Windows 2000　○
Windows XP　○
Windows Server 2003　○

　オプション　

(なし)または認識しないオプションを指定ヘルプを表示する。
-a [IPアドレス] [-N インタフェース・アドレス]ARPキャッシュの内容を表示する。-aオプションのみを指定した場合は，すべてのARPキャッシュの内容を表示する。IPアドレスを指定した場合は，該当するIPアドレスのARPキャッシュの内容を表示する。-Nオプションに続いてインタフェース・アドレスを指定した場合は，指定されたアドレスのインタフェースについてARPキャッシュの内容を表示する。
-g [IPアドレス] [-N インタフェース・アドレス]-aオプションと同じ。
-d IPアドレス [インタフェース・アドレス]指定したIPアドレスのエントリをARPキャッシュから消去する。IPアドレスとして「*」を指定すると，すべてのエントリを消去する。インタフェース・アドレスを指定した場合，そのインタフェースのARPキャッシュのみを消去する。
-s IPアドレス MACアドレス [インタフェース・アドレス]指定したIPアドレスに対応するMACアドレスをARPキャッシュに静的に登録する。MACアドレスは「XX-XX-XX-XX-XX-XX」形式で16進法で指定する。

　使用例1：ARPキャッシュの内容を表示する（クリックで詳細表示）　
arp -a

　使用例2：ARPキャッシュへ静的エントリを登録または削除する（クリックで詳細表示） 　
arp -s IPアドレス MACアドレス
arp -d IPアドレス