図 Windows XP Professional SP2においてDFビットを設定した上で,パケット・サイズを変更してパケットを送出した画面。またサイズが1472バイトを越えると送出自体ができないことも確認した
図 Windows XP Professional SP2においてDFビットを設定した上で,パケット・サイズを変更してパケットを送出した画面。またサイズが1472バイトを越えると送出自体ができないことも確認した
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ping -f -l 64 通信相手

 相手との通信に使っている回線の品質や最大MTUサイズを確認するにはpingコマンドを使うと便利です。実行時には「-l」オプションで送出するICMPパケットのサイズを大きくしておくと,回線の遅延時間(RTT)の確認,高負荷時の回線品質の確認が可能です。例えば,パケットのサイズを大きくすると,遅延時間が大きくなります。

 この使い方をする場合は,まず64バイトくらいを指定して使うとよいでしょう。なお,Windowsで通常指定できるパケットのサイズは1472バイトまでです。1473バイト以上を指定するとパケットの送出自体ができないので注意して下さい。

 また,このときに「-f」オプションと組み合わせて,パケットの分割を禁止しておけば,同時に最大MTUサイズを確認することも可能です。