[PHPウォッチ]第25回 PHPフレームワークの本命「Zend Framework」登場
Eclipse PHP IDEが公認プロジェクトとして承認,プレビュー版公開されるPHP用開発環境の標準となるべくZend社とIBM社が開発を開始したEclipseベースの統合開発環境(IDE)Eclipse PHP IDEが3月21日にEclipse Foundationにより公認プロジェクトとして正式承認された。 EclipseベースのPHP用IDEとしては既にPHPEclipseやTruStudioが存在する。今回のプロジェクトの最大の特徴は,ZendやIBMといったネームバリューのある団体がEclipse Foundationに正式プロジェクトとして公認される形で開発を開始したところにある。 EclipseはJava用IDEとしては既に広く普及しているが,PHP用IDEとしての普及度はそれほど高くない。今回のプロジェクトはEclipse PHP IDEをPHP用IDEの標準とすることを目標としている。Zend社は既に独自のIDEを製品化しているが,今後はよりオープンな開発環境であるEclipse PHP IDEに注力していくものと思われる。 Eclipse PHP IDEは,EclipseにおけるWeb開発環境の標準であるEclipse Web Tools Platform (WTP) プロジェクトコンポーネントの上に構築されており,Eclipseを習得済みのユーザーにとっては習得は容易と思われる。 PHP IDEは,5月にβ版に相当するバージョン0.7をリリース,9月に正式版にあたるバージョン1.0をリリースするスケジュールで開発が進められている。現時点では,開発の開始がアナウンスされたばかりであるが,既にプレビュー版が公開されており,以下のサイトにインストール方法が記述されている。 Eclipse PHP IDEの主な構成要素はPHP用のエディタ,デバッガ,インスペクタであり,これらはEclipse WTPプロジェクトコンポーネントの上に構築されている。デバッガはサーバーサイドとクライアントサイドのデバッグに対応し,ZendデバッガプロトコルをIDEとPHPインタプリタ間の通信に用いる。インスペクタは,PHP用構文チェッカをサポートし,関数名の補完機能などもサポートされる。 ではさっそくEclipse PHP IDEを試用してみよう。Eclipse PHP IDEはEclipse 3.1に対応しており,WTPを含むEclipseのパッケージを事前にインストールしておく必要がある。 Eclipse PHP IDEはEclipse用プラグインとして実装されており,Eclipse用プラグインの標準的なインストール・更新手順を使用できる。インストール手順を以下に示す。
1.Eclipseのヘルプメニューから「ソフトウエア更新/検索とインストール」を選択 写真2にPHP Eclipse IDEの実行例(Windows XP SP2上で実行)を示す。まだまだプレビュー版の段階であり,(筆者の環境では)デバッガも正常に動作しないなどまだ実用に供する段階にはないが,今後標準的な開発環境としての普及が予想され,注目されるプロジェクトである。
おわりに今回は,Zend社を中心に開発されているPHP用フレームワークZend Frameworkと統合開発環境Eclipse PHP IDEのプレビュー版の紹介を行った。次回以降もPHPに関する最新の情報をお届けする予定である。
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