図 Windows XP ProfessionalのSP2でIPプロトコルの統計情報のみを表示させた画面
図 Windows XP ProfessionalのSP2でIPプロトコルの統計情報のみを表示させた画面
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図 Windows XP ProfessionalのSP2でイーサネットの統計情報のみを表示させた画面
図 Windows XP ProfessionalのSP2でイーサネットの統計情報のみを表示させた画面
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netstat -s

および

netstat -e

 通信の品質が悪く満足いくパフォーマンスがでない,pingコマンドなどを実行すると通信が届いたり届かなかったりする,といった場合は,プロトコルあるいはイーサネットのレベルで何らかの問題が発生している可能性があります。このような場合は「netstat -s」コマンドや「netstat -e」コマンドを実行して,エラーや再送信が多発していないかを確認してみるといいでしょう。

 ただし,ここで表示される数値はネットワーク起動時からの積算値です。そのため,現時点でエラーが多発しているかどうかを調べたい場合は,何度かコマンドを実行して数値の変化を確認する必要があります。値が大きいからといって単純に問題が発生しているとは断言できませんが,問題解決の手がかりにはなるでしょう。なおこのコマンドで取得可能な値は,SNMPやパフォーマンス・モニタから取得することも可能です。