概要  
コネクション情報の表示,プロトコル統計情報の表示,イーサネット統計情報の表示,ルーティング情報の表示などを実行する多機能なコマンドである。

 構文  
netstat [-a] [-b] [-e] [-n] [-o] [-p プロトコル] [-r] [-s] [-v] [インターバル]

 利用環境  
Windows 95 ○
Windows 98 ○
Windows Me ○
Windows NT 4.0 ○
Windows 2000 □
Windows XP □
Windows Server 2003 □
「□」は同じコマンド名でオプションなどが異なっているOS

 オプション 
(なし)接続中(ESTABLISHED)のTCPコネクション情報を表示する。
-aすべてのコネクション情報を表示する。-r/-s/-eオプションのいずれかと一緒に指定すると,-aオプションは無視される。
-rルーティング・テーブルと接続中(ESTABLISHED)のTCPコネクション情報を表示する。
-sプロトコルの統計情報を表示する。
-nオプションなし,-aオプション,-rオプションと併用して,コネクション情報を表示する際にIPアドレス,ポート番号の名前解決をしない。なお,-rオプションを使ってルーティング・テーブルを表示させた場合は,このパラメータの指定に関わらず常に名前解決はしない。
-p プロトコルオプションなし,-aオプション,-rオプション,-sオプションと併用して,対象とするプロトコルを指定する。オプションなし,-aオプション,-rオプションと併用した場合は,TCP/UDPのいずれかを指定することが可能。)。-sオプションと併用した場合は,TCP/UDP/IP/ICMPのいずれかを指定することが可能。指定に当たって,大文字小文字の区別はない。
-eイーサネットの統計情報を表示する。
インターバル再度実行して情報を再表示する時間を秒単位で指定する。時間を指定すると,CTRL+Cを押して停止させるまで,再表示をし続ける。このオプションを指定しなかった場合,その時点の情報を一度だけ表示表示してコマンドは終了する。

 使用例1:すべてのコネクション情報を,所有しているプロセスのプログラム名やコンポーネント名の一覧と一緒に表示する (クリックで詳細表示)  
netstat -an
または
netstat -a -n

 使用例2:ルーティング情報を表示する(クリックで詳細表示)  
netstat -r

 使用例3:IPプロトコル/イーサネットの統計情報を表示する(クリックで詳細表示)  
netstat -e
および
netstat -s