Robson
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Santa Rosaは2007年前半から
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Santa Rosaから11nに対応へ
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11nモジュール「kedron」
11nモジュール「kedron」
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 米Intel Corp.は,米国時間の2006年3月7日から開催中のIDFにおいて,パソコンの起動時間を短縮する技術「Robson」の実演を行った。

 RobsonはNAND型フラッシュ・メモリを使ったモジュール。ハード・ディスク装置からデータを読み込むかわりに,NAND型フラッシュ・メモリからデータを読み込むことで,より高速な起動が可能になるという。実演ではRobsonを導入したノート・パソコンでは,未導入のノート・パソコンに比較してOSを起動するまでの時間を約1/3に短縮できることを示した。OSの起動だけでなく,アプリケーション・ソフト起動の高速化も可能になるという。

 Intel社はRobsonを,同社が2007年前半に投入予定のノート・パソコンのプラットフォーム「Santa Rosa」から対応させる方針である。Santa Rosaは64ビットのデュアル・コア型マイクロプロセサ「Merom(開発コード名)」を使ったプラットフォーム。なおIntel社は今回,Santa RosaからMIMO技術を使った次世代高速無線LAN規格「IEEE802.11n」準拠の無線モジュール「Kedron(開発コード名)」を採用することも明らかにした。

(蓬田 宏樹=日経エレクトロニクス)