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特選フリーソフト

USBメモリーから起動するLinux USB-KNOPPIX

日本電子専門学校 小菅 貴彦 2006/03/01 日経LINUX

ジャンル:OS 作者:日本電子専門学校
ライセンス:GNU GPL URL:http://kserv.jec.ac.jp/index.html

「USB-KNOPPIX」は,KNOPPIX日本語版を“減量”させて256MバイトのUSBメモリー内に格納できるようにしたLinux OSである。もちろん,USBメモリーから起動できる。主要開発者自らが実践的な使い方を紹介する。

 「USB-KNOPPIX」は,産業技術総合研究所が配布している1CD Linuxの「KNOPPIX日本語版」(関連記事「KNOPPIXを使いこなそう」を参照)を“減量”させて,USBメモリー内に格納できるようにしたものである。日本電子専門学校のオープンソースシステム科(2006年4月に,コンピュータネットワーク研究科から改名)の教育システムである「プログラミング演習の仮想化」の一環として作成したものだ。現在は独立したプロジェクトとなっている。

 USB-KNOPPIXの最大の特徴は,CDからの起動と比較して,システムが立ち上がるまでの時間が格段に短いことである。そのデスクトップ画面を写真1に示す。

 さらにUSB-KNOPPIXでは,システム終了時にユーザーのホーム・ディレクトリをUSBメモリー内に保存し,再起動時にそれをまたホーム・ディレクトリして展開する。従ってシステムを停止させた場合でも,ホーム・ディレクトリの内容を維持できる。Webブラウザのブックマークの設定,送受信したメール,作成したファイルなどが保存されるため,出先などで他人のPCを借りて,使い慣れた自分のシステム環境での作業が可能になる。

 著者は「iPod Shuffle」にシステム環境を入れて常時持ち歩いている。OpenOffice.orgも含まれるため,学会などでプレゼンテーションを行う場合に使えると同時に,直前に修正を加えることもできるので重宝して使っている。また,自宅や職場にあるデスクトップとは「rsync」コマンドを利用してファイルの同期を行っているため常に最新の状態で作業が行えることも便利である。

USB-KNOPPIXのダウンロード

 には,X Window Systemが起動し,汎用アプリケーションが組み込んである「256Mバイト・バージョン」と,ネットワーク関連のコマンド等をコンソールで操作できる「64Mバイト・バージョン」が存在する。いずれも,(Webページ)からダウンロードできる。

 インストール時に注意したいのが,ダウンロードしたファイルから直接USBメモリーにインストールするのではなく,一度CD-Rなどにイメージを焼き付けて,そのCD-RからKNOPPIXを起動して,USBメモリーにインストールする必要があることだ(*1)。

 ここでは256Mバイト・バージョンを一度CD-Rに焼いてからインストールする方法を紹介する。まず「USB-KNOPPIX-20041001R001.iso」をCD-Rに焼く。Linux上では「cdrecord」や「xcdroast」を使ってCD-Rに焼き付けられる。注意したいのは,上記ファイルをファイルとしてではなく,イメージとして焼き付けることである。

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