記者のつぶやき
目次
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開発ツールに不満はないですか?
プログラムを作るときに,エディタやコンパイラ,リンカー,デバッガといったツールは欠かせない。これらのツールを統合し,GUIで統一的な操作ができるIDE(統合開発環境)の利用も当たり前になりつつある。機能間の連携が図られていたり,クラスやメソッド名などを正確に入力できる支援機能が搭載されていたりと,…
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利益日本一のNTTがリスペクトされない理由
2009年3月期の決算では,NTTが営業利益で日本一になる見込みだ。世界的な不況で業績を悪化させる企業が多い中,NTTは1兆円以上の営業利益を確保する。まさに「不況に強いNTT」だ。ところが世間一般にもNTT自身にも,NTTの利益日本一を高く評価する風潮はあまりないように思う。
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定額給付金の効果的な使い方
一律1万2000円(18歳以下と65歳以上は2万円)の定額給付金が2009年3月5日から支給され始めた。元は税金なのだが,せっかく戻ってくるなら有効に使いたいものだ。かといって,あれこれ使えるほどの金額ではない。我田引水のようだが,お安くいろいろ楽しむなら,これを機にLinuxのユーザーになってみ…
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ITエンジニアが抱える4つの悩み
ITpro SkillUPでは,読者のリアルな悩みに奥井規晶氏が答える「奥井規晶の悩むなら聞け!」という連載記事を掲載している。皆様からいただいた悩みを分類・集計すると、現在のITエンジニアが抱える悩みは大きく4つに集約される。
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デジタル録画人間の憂鬱
ずっと長い間,「地デジもハイビジョン(HD)もいらない,アナログ放送で十分だ」と思ってきた。ところが,草薙くんが「もうじき終わるんですよ」と毎日ささやくし,ジャパネットたかたの社長が「みなさん!下取りでフルHDがこのお値段!」と元気良く喧伝するので,つい42型の液晶テレビに手を出してしまった。これ…
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工事進行基準を適用しない選択肢はあるのか
いよいよ今年4月から、ITベンダーの会計処理に工事進行基準が適用される。1年以上の準備期間があったから、ITベンダーは準備万端整え春を迎えるのだろうと思っていたら、どうもそうでもないらしい。業界団体の情報サービス産業協会(JISA)が「中小企業に工事進行基準の一律適用は不適切」との意見を表明するな…
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インターネットに接続できないNGNっていったい…
今,インターネット業界は,NTTのNGNの「IPv6マルチプレフィックス問題」で揺れている。IPv6マルチプレフィックス問題とは,閉域網であるNGNでインターネット接続事業者(ISP)のIPv6インターネット接続サービスを利用すると,通信に不具合が生じる可能性があることだ。IPv4が枯渇するまでに…
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携帯だからと言って,見たいものに変わりはない(はず)
「ITpro mobile」は,PC版ITproの会員に向けた付帯サービスとして始まった。最近まではニュース記事とコラム記事(「記者の眼」「記者のつぶやき」)しか読めないサイトだったが,2月初めにこっそりリニューアル,インタビューや事例モノ,キーワード解説,書評も読めるようになった。
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「内圧」をどう使う
BRICsなどの新興国市場にいかに入り込むかが先進国の製造業にとって重要な課題であることは言うまでもないが,新興国側にとってみれば技術導入はしたいものの自国産業の育成を優先したいために,軋轢をまねくことも多い。政治的手法などで無理やり入り込もうとしても,「外圧」と映ってしまえば表面的・短期的にはと…
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結局、「J-SOX」とはどんな制度なのか
「3月期決算の企業にとって日本版SOX法(J-SOX)対応のゴールまであと1カ月」。ついにこう書く時期が来た。約3900社の上場企業を中心に「J-SOXという大変なルールがやってくる」と話題になったのが、おそらく2006年くらい。それから3年、日本でもっとも数多い3月期決算企業がJ-SOX対応初年…
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メールのアーカイブを取っていますか?
重要なデータをバックアップしていないシステムはないだろう。では,重要なデータをアーカイブしているシステムはどれくらいあるのだろうか。メールへの依存度がますます高まる中,特にメールのアーカイブはよりフォーカスされてくる気がする。
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“切りっぱなし”にしていいんですか?
筆者はIT業界の記者歴半年足らずの若輩者である。難解な技術用語と格闘する毎日だ。勉強のためにベテラン記者の取材にお供することも多いが,話についていくのが精一杯で意見を求められてもなかなか発言できないのが現状だ。ところが先日,とある企業の経営幹部へのインタビューに同行した際に,その話に意見を言いたく…
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本当のことを言う
「オレたち,マスゴミって呼ばれてるんだぜ、知ってた?」。向かいの席で藤堂さんが言う。もちろん知っている。小心者なので,そのことをいたく気に病んでもいる。
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Windows 7の実力を試してみたい
筆者はもうすぐ44歳になる。IT業界の記者をやって,もう20年以上だ。正直言って,最近は昔のようにわくわくすることが少なくなったと感じていた。いろいろな新製品が次々と登場するものの,自分で買って試してみたいと思うことは滅多になくなっていた。「IT業界もマンネリ化してきたから」とそもそも魅力的な商品…
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セキュリティ製品500モデルをデータベース化して分析してみました
昨年10月よりスタートした「製品&サービス・データベース」では,セキュリティ・ジャンルに約500製品(モデル数)を追加いたしました。実は,データベースの登録前に予測した製品数は約300。予想数をかなり上回りました。製品数が500ともなると,いろいろと統計的なデータを調べることができるようになります…
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日本語版が“後れる”とき
記者は日本語が好きだ。漢字と仮名が適度に混在する文章を見ると心が躍る。ただ残念なことに,日本語に固執しないことで開放感を満喫する場面が増えてきた。米Googleなどの各種サービスやOSを利用する際,あえて日本語版を待たないことで解消する問題が少なからずあるからだ。
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「10年スキル」セミナー,追加開催します!
のっけから宣伝で恐縮ですが,来週の2月24日,『ITエンジニアのための「10年後も通用するスキル」』セミナーを開催します。実はこのセミナー,あさって2月18日,日経SYSTEMSが青山ダイヤモンドホールで開催するセミナー『ITエンジニアのための「10年後も通用するスキル」』の追加開催として実施する…
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3冊のRuby書籍を通して見る,本はプログラム,もしくは旅
筆者が過去に書いた記事の一つに「最近のコンピュータ書籍は面白い」というものがある。3冊の書籍紹介を通して,これまでの教科書スタイルからは一風変わった,著者の個性を前面に打ち出したコンピュータ書籍が増えてきたことを書いた。最近“Rubyというプログラミング言語をいかに学ぶか”というテーマで共通する書…
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クラウドはバズワード、ってまだ言いますか?
「クラウド・コンピューティングはバズワードに過ぎない」という人は少なくない。弊社の中でも聞いたことがある。クラウドを追いかけている記者としては「言葉の定義が曖昧すぎる」という批判は甘んじて受けたいと思う。それでもバズワードという言葉を口にするたびに、その人が大切なものを失っていることは指摘させてほ…
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オンラインで確定申告をしてみた
先日,確定申告をするために税務署を訪れ,そこに設置してあった「国税電子申告・納税システム」,いわゆる「e-Tax」を初めて使ってみた。その場に待機している担当者に何度か質問をしつつ,なんとか手続きを終了。ありきたりな感想だが,自宅で一人で手続きをするのはなかなかハードルが高そうだと感じた。
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