記者のつぶやき
目次
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突然の経営統合、そのときシステム部門はどうする
いつもとなんら変わらない朝。ぼんやり目をやると、一面トップに勤務先が競合他社と経営統合するとのニュースが載っている。一気に目が覚めた。慌てて出社すると社内は騒然としている。その日の夕方に社長が記者会見を開き、正式に経営統合を発表した。統合日は1年後。システム部門はそれまでに何をすればいいのだろうか…
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中村修二の怒りの矛先
中村修二教授は、やはり吼えていた。久しぶりにお会いしたのだが、日本というか日本的システムというか、そんなものに対する不満は一向に解消されていないらしい。
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意外に快適? 新幹線インターネット
2009年3月14日に提供が始まった新幹線車内の無線LANインターネット接続サービス。N700系東海道新幹線の東京-新大阪間で,IEEE 802.11b/g方式の公衆無線LAN接続サービスを利用できるというものだ。今回,出張の帰りにN700系のぞみに乗車する機会を得たため,試しにこの新幹線インター…
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ミスを指摘されて
ミスを指摘されることがある。大きなミスをしたとき,それはショックである。例えば記事を作る仕事なら,事実誤認,ひどいミスリードなどがそうだ。ミスを防ぐため,査読の仕組みなどがあるが,それをすり抜けることはある…。
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プログラマの皆さん,元気の源はなんですか?
Windows 7ベータ版,Google App Engineプレビュー版,Visual Studio 2008 SP1,Ruby 1.9.1,Windows Azureプレビュー版――。いずれも,この1年ほどの間に登場したOSや開発環境,プログラミング言語である。記憶に強く残っているものだけを挙…
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プロマネになりたくないって本当?
ITエンジニアにとって,「プロマジェクト・マネージャ(プロマネ)」は,魅力的な職種なのだろうか。プロマネは,システム開発プロジェクトにかかわる人・モノ・金を動かし,プロジェクトを成功に導く重要な仕事だ。さまざまなIT職種の中で,「花形」といえる職種…のはずである。
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「優秀な若手が燃え尽きるのはマネジメントの問題」と老PMは語った
「優秀な若手が一生懸命に働く。しかしプロジェクトは成功を収めることができず,若手は結果的に燃え尽きてしまう。その責任はプログラマやエンジニアよりもマネジメント側にある。長い間,マネジメントを何とか変えようと考えてきたのは,能力の高いエンジニアを失うのが大きな問題だったからだ」。長年ソフトウエア開発…
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100年に一度の危機を乗り越える提案ができますか?
日経ソリューションビジネスは、2009年のテーマを「100年に一度の雑誌作り」としています。100年に一度の危機を乗り越えることができる提案の実現を助ける雑誌にしようというものです。しかし、SIerの営業担当者からは「何を提案していいのか分からない」という声を耳にします。
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イノベーションを阻むもの
イノベーションの重要性が叫ばれて久しいが,日本でイノベーションの成果としての新しいコンセプトの製品やビジネスモデルが生み出されているか,となるとどうも心もとない。日本社会の中に何かイノベーションを阻むものがあるのではないか,その「何か」とは日本の過去の成功体験であるキャッチアップモデルではないだろ…
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ペア執筆を試してみた
「ペアプログラミング」という言葉をご存知だろうか。文字通り,2人の開発者がペアを組んで一つのプログラムを作成する手法である。今回筆者は,同僚のY記者の提案を受けて,これを記事執筆に適用してみた。いわば「ペア執筆」だ。
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「学生のころ,もっと勉強しておけばよかった」
「学生のころ,もっと勉強しておけばよかった」---。あなたは社会人になってから何度このせりふをつぶやいただろうか。このせりふには,学生時代の怠惰への反省だけでなく,「将来仕事で必要だと分かっていたら勉強しておいたのに…」という悔しさも込められているように思う。
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スチュワーデスが見える席
あるリンゴに関していささか憤慨している。いや、リンゴが悪いわけでもそれを育てた人に腹を立てているわけでもない。たまたま「奇跡のリンゴ」という話を聞き、どれどれと調べていくうちに嵐のような賛美の声を目の当たりにし、それを読んでるうに熱いものが腹の底からこみ上げてきたのである。
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分業化に伴い危機にさらされる企業のブランド。現場の品質意識を高めよ
ここ数年、異なる業界で同時発生的に共通の問題が露呈している。食品業界ではブランドを棄損する品質事故や品質偽装事件が相次いだ。製造業やIT業界では偽装請負問題が大きく話題になり、現場のスキルやコンプライアンス意識の低下を危惧する指摘が相次いだ。こうした騒動の裏にある共通項は「分業化が進むほどリスク管…
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まつもとゆきひろ氏が考える「ギークとスーツのあるべき関係」
ギークとスーツ,という言葉がある。ITの世界において,ギークはソフトウエア開発者を指す。ただの開発者ではなく,腕は立つがあまり一般常識にこだわらない開発者をこう呼ぶことが多い。スーツは,事業を企画したりマネジメントしたりしてビジネスを成立させるビジネスパーソンのことだ。
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IT業界は学生に人気がある? ない?
「IT業界は学生に人気がない」という話をよく聞く。先日も,大手システム・インテグレータに取材に行ったとき,広報担当者が「学生の採用がなかなか厳しいんですよ」と困り顔で話していた。ただ学生にIT業界のイメージを尋ねると,意外な反応が返ってきた。
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不況の今こそBCPに取り組むチャンス
厳しい不況の最中であっても、非常時に重要な業務を継続もしくは早期に復旧する事業継続計画(BCP)の策定・実行は欠かせない。むしろ、「BCPを策定・実行せよ」との圧力はこれまで以上に高まっているとみるべきだろう。筆者は今こそBCPの策定・実行に乗り出すチャンスだと考えている。
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巨大データセンター日本素通りの損得
シンガポール。マイクロソフトが4月から日本向けに提供を開始する企業向けクラウド・コンピューティング・サービス「Business Productivity Online Suite(BPOS)」の「雲(クラウド)」の場所である。ユーザーが利用する電子メール・サービスのサーバーは、同社のシンガポール・…
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OSS採用に突き進むベトナムに日本の支援
ベトナムが,政府のITシステムへのオープンソース・ソフトウエア(OSS)採用を推し進めている。そして,そのOSS調達ポリシーの作成は,日本政府の支援事業により行われた。
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なんでもかんでもコスト削減
昨今の経済危機を受けて,世間では盛んにコスト削減の話題が持ち上がっている。日経BPでもコスト削減にかかわる記事やイベントがあちこちから発信されている。最近では日経ビジネスで「社員はコストか」という特集記事もあった。筆者が所属する日経コミュニケーションでも,最近急にコスト削減関連のネタを考え始めてい…
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「過剰品質論」の過剰
「オーバースペックシンドローム」というキーワードに興味を持って,この2月3日に,「ものづくり寄席」を前回に続いて覗いてきた。今回の講師は,立命館大学経営学研究科准教授の善本哲夫氏で,講演のテーマは,「新興国市場とオーバースペックシンドローム』である。
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