Linuxコマンド逆引き大全
コマンド集(機能別) | コマンド集(アルファベット順) | コマンド逆引き大全 | シェル・スクリプト・リファンレス

 コマンドのマニュアルを表示する
$ man ls

 「man」コマンドの後に指定したコマンドの使用方法(オンライン・マニュアル)を閲覧できる。また,ディストリビューションによっては,日本語マニュアル(日本語manページ)を閲覧する場合には「man」ではなく「jman」を使うものもある。


 応用:コマンドの使用方法を検索する
$ man -k passwd

 指定した語句を含むマニュアルを一覧表示する。


 応用:セクションを指定してコマンドの使用方法を閲覧する
$ man 5 passwd

 passwdのようなコマンドは,マニュアルが複数のセクションに存在する。この場合は,セクション番号を指定することで特定のマニュアルを閲覧できる。


 応用:コマンドを探す
$ which perl

 「which」コマンドの後ろにコマンドを指定すると,そのコマンドのありか(パス名)が表示される。ただし,パスの通っていないディレクトリは,検索対象にならない。


 応用:コマンドの使用方法を簡潔に表示する
$ cp --help

 多くのコマンドは,「--help」オプションを指定すると,そのコマンドの使用方法が簡潔に表示される。また,「--version」オプションを指定すると,コマンドのパージョンを調べられる。


$ cp --help
使用法: cp [オプション]‥‥ SOURCE DEST
  又は  cp [オプション]‥‥ SOURCE... ディレクトリ
  又は  cp [オプション]‥‥ --target-directory=ディレクトリ SOURCE...
SOURCE を DEST にコピーする。あるいは複数の SOURCE(s) を DIRECTORY へコピーする。

  -a, --archive                -dpR と同じ
      --backup[=CONTROL]       ファイルを上書きする際バックアップをつくる
  -b                           引数を取らないこと以外は --backup と同じ
         :
         :


 応用:infoでコマンドのマニュアルを閲覧する
$ info
$ info grep

 Emacsを用いてコマンドのマニュアルを閲覧できる。起動は「info」で行うが,目的のコマンドが分かっている場合はその後にコマンド名を指定する。

 操作は基本的にEmacsと同じである。主に使う操作を表にまとめた。


操作キー 意味
カーソル移動
←,↑,↓,→ カーソル移動
M-< ページの先頭に移動
M-> ページの末尾に移動
SPACE 1画面進む
TAB 次のノードへカーソルを移動
ページ移動
n 次のページへ移動
p 前のページへ移動
u 上のページへ移動
m コマンド 指定したコマンドのページへ移動
d コマンド一覧ページへ移動
t 現在のドキュメントのトップへ移動
検索
C-s 表示しているページ中で順方向に文字列検索
C-r 表示しているページ中で逆方向に文字列検索
その他
C-g コマンドの中止
q 終了
? infoのキー操作一覧