シェル・スクリプト・リファンレス
コマンド集(機能別) | コマンド集(アルファベット順) | コマンド逆引き大全 | シェル・スクリプト・リファンレス

 条件式判別とは

 シェル・スクリプトなどで処理しているときに,ある条件に合致する場合のみ特定の処理を行いたいとしよう。たとえば,指定したディレクトリにファイルを作成したい場合に,指定したディレクトリが存在しないときは,ディレクトリを作成した後にファイルを作成すればよい。この,ディレクトリが存在するか否かを確認するのに,条件式判別を使う。

 条件式判別は,「test」を用いる。


test 条件式

のように記述する。testは条件式を判別した後,その結果を終了コードとして返す。もし,条件が正しい(真)なら「0」を返し,正しくない(偽)なら「1」を返す。後述する条件分岐や繰り返しではこの終了コードを利用して処理を行う。

 終了コードは,test実行直後に「echo $?」を実行して知ることができる。