Linuxコマンド逆引き大全
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 DVD-R/RWやDVD+R/RWにデータを書き込む
# cdrecord-wrapper -v -eject dev=0,0,0 -data image.iso

 DVD-R/RWメディアにデータを書き込むには,dvdrecord-ProDVD(http://www.fokus.gmd.de/research/cc/glone/employees/joerg.schilling/private/cdrecord.html)を利用するとよい。cdrecordと同様に,デバイス番号を指定してあらかじめ制作しておいたISOイメージを,「-data」オプションの後に指定する。大半のドライブを使用できる。もし,DVD+R/RWに書き込めなかった場合は,dvd+rw-tools(http://fy.chalmers.se/~appro/linux/DVD+RW/)を利用してみるとよい。


 応用:DVD-R/RWの書き込み速度を指定する
# cdrecord-wrapper -v -eject dev=0,0,0 speed=2 -data image.iso

 書き込み速度は「speed」で指定する。指定する値はDVDに対しての倍速値である。


 応用:DVD-RWのディスクを初期化する
# cdrecord-wrapper -v -eject dev=0,0,0 blank=fast

 DVD-RWの内容を消したい場合は「blank」オプションを利用する。「fast」を指定した場合は高速に消去,「all」を指定した場合は完全に消去する。


 応用:DVD-R/RW,DVD+R/RWのデバイス番号を調べる
# cdrecord-wrapper -scanbus

 cdrecord-ProDVDを使う際は,ドライブのデバイス番号を把握しておく必要がある。デバイス番号を調べるにはルート権限で以下のように実行する。


# cdrecord-wrapper -scanbus 
           :
scsibus0:
        0,0,0     0) 'SONY    ' 'DVD RW DW-U12A  ' '1.2c' Removable CD-ROM
        0,1,0     1) *
        0,2,0     2) *
        0,3,0     3) *
        0,4,0     4) *
        0,5,0     5) *
        0,6,0     6) *
        0,7,0     7) *

 この例では,DVD-RWドライブがデバイス番号「0,0,0」に接続されていることが分かる。会得したデバイス番号をcdrecord-wrapperの「dev」オプションで指定する。