Linuxコマンド逆引き大全 |
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フロッピ・ディスクをフォーマットする |
$ fdformat /dev/fd0H1440 # mkfs -t ext2 /dev/fd0 |
フロッピ・ディスクを使うには,あらかじめ物理フォーマットと論理フォーマットを施す必要がある。
物理フォーマットは「fdformat」コマンドで行える。ただし,フロッピ・ディスクの種類によって指定するデバイスが異なる。主に使用するデバイスを以下の表に示した。
デバイス | 意味 |
---|---|
/dev/fd0h1200 | FDドライブ0の1.2Mバイト2HDフォーマット |
/dev/fd0D720 | FDドライブ0の720Kバイト2DDフォーマット |
/dev/fd0H1440 | FDドライブ0の1.44Mバイト2HDフォーマット |
次に,論理フォーマットを行う。論理フォーマットには「mkfs」を使う。このとき,「-t」オプションでフロッピ・ディスクのファイル・システム形式を指定する。主なファイル・システム形式を以下の表に示した。
ファイル・システム形式 | 意味 |
---|---|
ext2 | Linux標準のファイル・システム |
msdos | MS-DOSのFATファイル・システム |
vfat | Windows95以降のFATファイル・システム |
応用:MS-DOS形式でフロッピ・ディスクをフォーマットする |
$ fdformat /dev/fd0H1440 $ mformat a: |
MS-DOS形式でフロッピ・ディスクをフォーマットするには,物理フォーマットにmtoolsのmformatを使える。mformatを用いた場合はmkfsを使うときと違い,ルート権限を得る必要はない。
関連事項 |
fdformat,mkfs,mformat,フロッピ・ディスクを使う,MS-DOS形式のフロッピ・ディスクを使う |