Linuxコマンド逆引き大全 |
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MS-DOS形式のフロッピ・ディスクを使う |
# mount -t vfat /dev/fd0 /mnt/floppy # umount /mnt/floppy |
通常,「/etc/fstab」にはフロッピ・ディスクのファイル・システムとしてはext2が設定されている。このため,「mount/mnt/floppy」ではMS-DOS形式のフロッピ・ディスクをマウントできないことが多い。ルート権限を得て,MS-DOS形式でマウントする必要がある。マウント後は,通常のファイル操作を行える。フロッピを取り出す際は,事前に「umount」でファイル・システムから切り離しておく必要がある。
応用:mtoolsでMS-DOS形式のフロッピ・ディスクを使う |
$ mdir $ mcopy hoge.txt ./ |
mtoolsを使えば,MS-DOSと同様のファイル操作が可能である。ルート権限やマウント操作は不要で,フロッピ・ディスクを挿入後すぐに使用可能である。
mtoolsのコマンド名は,MS-DOSコマンドの頭に「m」を付けたものなので,MS-DOSになじみのあるユーザーにとっては分かりやすい。mtools で使えるコマンドを以下の表に示した。
コマンド | 意味 |
---|---|
mattrib | ファイル属性を変更する |
mbadblocks | フロッピ・ディスクを検査し,不良ブロックにマークを付ける |
mcd | ディレクトリの移動 |
mcopy | ファイルのコピー |
mdel | ファイルの削除 |
mdir | ファイルやディレクトリの情報を表示 |
mformat | フォーマットを行う |
mlabel | フロッピ・ディスクにボリューム・ラベルを付ける |
mmd | ディレクトリの作成 |
mmove | ファイルを移動する |
mrd | ディレクトリの削除 |
mren | ファイル名を変更する |
mtype | ファイルの内容を表示する |
関連事項 |
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