Linuxのコマンドを「やりたいこと」でまとめました。「やりたいこと」を実行するためのコマンドと使用例を掲載しています。コマンドの基本を学びたい方は「Linuxコマンド道場」を参照ください。ファイルの操作からテキスト・ファイルの処理方法まで,例題に基づいて学べます。

 Linuxコマンド逆引き大全
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 日付・時刻を設定する
# date --set="2003/10/8 16:20"

 日付と時刻の設定にはルート権限が必要である。設定には「date」コマンドを「--set」オプションと共に用いる。時刻は上の例に示した一般的な表記方法で指定する。Linuxには,カーネル時刻とハードウエアが管理するCMOS時刻の2種類がある。dateコマンドはカーネル時刻を書き換える。CMOS時刻を書き換えるには,


# hwclock --systohc

とする。


 応用:現在の時刻を表示する
$ date

 応用:今月のカレンダを表示する
$ cal

 応用:2003年のカレンダを表示する
$ cal 2003

 2003年のカレンダを表示する。また,月,年の順番に指定することで特定の月のカレンダが表示される。


$ cal 1 2003


 応用:タイム・サーバーから時刻を得て設定する
# ntpdate タイム・サーバーのホスト名またはIPアドレス
# hwclock --systohc

 インターネット上のタイム・サーバーから時刻情報を得て,正確な時刻をセットすることができる。ただし,ntpがインストールされている必要がある。インストールされていない場合はThe Network Time Protocol ProjectのWebサイト「http://www.eecis.udel.edu/~ntp/」からパッケージを入手してインストールする。

 タイム・サーバーはPublic NTP Time ServersのWebサイト「http://www.eecis.udel.edu/~mills/ntp/servers.html」に一覧がある。時間を設定した後に「hwclock」によりCMOSクロックを書き換えるとよい。

 また,ntpdを用いることで定期的に時刻を合わせてくれるようになる。「/etc/ntpconf」の「server」にタイム・サーバーを設定して,「ntpd」デーモンを起動しておくだけでよい。