Linuxコマンド集
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yum  パッケージを取得してインストール/アップデートをする (8)

 構文  
yum [option] [command] [package]

 表1 yumの主なオプション  
-y 問い合わせがあったときにすべて「y」と答える
-c 設定ファイル yumの設定ファイルを指定する。Fedora Coreでこれを指定しないと,通常は/etc/yum.confファイルが利用される
-R 時間 タイムアウトを設定する。単位は分

 表2 yumの主なコマンド  
install パッケージをインストールする
update パッケージをアップデートする
check-update アップデート可能なパッケージを一覧する
remove パッケージをアンインストールする
list インストール可能なパッケージを一覧する。オプションについては表3を参照
search キーワード 指定したキーワードでパッケージを検索する
info パッケージの情報を表示する。オプションについては表3を参照
clean パッケージと古いヘッダーを削除する。オプションについては表4を参照

 表3 yumの主なリスト・オプション  
updates アップデート・パッケージを一覧する
installed システムにインストールされているパッケージを一覧する
extras システムにインストールされているが,サーバーには存在しないパッケージを一覧する

 表4 yumの主なクリーン・オプション  
packages ダウンロードしたパッケージを削除する
headers
oldheaders 古いヘッダーを削除する
all すべてを削除する

 説明  

米Duke大学のYumプロジェクトが,Yellowdog Linux向けに開発したパッケージ管理システム。Fedora Coreなどでも標準として採用されている。yumはパッケージがアップロードされているサーバーに問い合わせて,パッケージのダウンロードからインストールまでを自動的に実施するコマンド。また,依存関係があるパッケージ(動作に必要な他のパッケージ)も自動的に入手してインストールする。システムにインストール済みのパッケージのアップデートも可能。


 使用例  
パッケージをインストールする
# yum install samba 

システムにインストールされているパッケージをアップデートする
# yum update 

パッケージをアンインストールする
# yum remove samba 

サーバーにあるパッケージを一覧する
# yum list 
     :
Name                  Arch   Version             Repo
-------------------------------------------------------------
Canna-devel           i386   3.7p1-6             base
ElectricFence         i386   2.2.2-17.1          base
FreeWnn-devel         i386   1.11-42.1           base
     :

パッケージの情報を表示する
# yum info samba 
     :
Looking in Installed Packages:
Name   : samba
Arch   : i386
Version: 3.0.3
Release: 5
     :

 関連事項  
rpmapt-getRPMパッケージをインストールする