Linuxコマンド集
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set  シェルのオプションを設定する (Shell)

 構文  
set [-abefhkmnptuvxBCHP] [-o option]

 オプション  
-a, -o allexport 新規に作成した変数や関数,値を変更した変数や関数を,以後,自動的にエクスポートする
-b, -o notify 終了したバックグラウンド・ジョブのステータスを即座に出力する
-e, -o errexit コマンドが0以外のステータスで終了した場合,一部の場合を除いて即座に終了する
-f,-o noglob パス名のワイルドカードによる展開(*や?)を無効にする
-h, -o hashall コマンドの位置を記憶し,検索時間を短縮する
-k, -o keyword キーワードとなる引数をコマンドに対する環境として渡す
-m, -o monitor ジョブ制御を有効にする
-n,-o noexec コマンドを実行せず,構文エラーだけを確認する
-o emacs emacs形式のコマンド行編集インタフェースを有効にする
-o history コマンドの実行履歴を有効にする
-o ignoreof CTRLキーを押しながらDキーを押しても,シェルを終了しないように設定する。exitコマンドは利用できる
-o posix bashの動作をPOSIX 1003.2に準拠させる
-o vi vi形式のコマンド行編集インタフェースを有効にする
-p, -o phiysical 特権モードを有効にし,ENV変数とBASH_ENV変数を処理しなくなる
-t, -o onecmd コマンドを1つ読み込み,実行後,終了する
-u, -o nounset 未定義の変数を参照するとエラー・メッセージを表示する
-v, -o verbose コマンドを実行する前に入力行を表示する
-x, -o xtrace コマンドと引数の展開処理を表示する
-B, -o braceexpand シェルのブレース展開を有効にする。ブレース展開では,「L{i,n,u}x}」という文字列を「Lix Lnx Lux」と展開する。ブレース展開は他の6つの展開にさきがけて実行される
-C, -o noclobber 既存のファイルに対する出力リダイレクトを禁じる。ただし,「>|」を用いればリダイレクトできる
-H, -o histexpand !形式のヒストリ置換を有効にする
-P, -o physical ファイルのシンボリック・リンクをたどらない

 説明  

シェルにオプションを設定する。オプションを設定する場合は,-aのように1文字で設定する場合と,-oの後にスペースを空けて単語を指定する2種類の書式が存在する。「-」の代わりに「+」を用いると意味が逆になる。


 使用例  
CTRLキーを押しながらDキーを押しても,シェルを終了しないように設定する
set -o ignoreof

 関連事項  
enable