図1 Windows 2000 Professionalで「ipconfig /displaydns」を実行した例
図1 Windows 2000 Professionalで「ipconfig /displaydns」を実行した例
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図2 Windows 2000 Professionalで「ipconfig /flushdns」を実行した例
図2 Windows 2000 Professionalで「ipconfig /flushdns」を実行した例
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ipconfig /displaydns
ipconfig /flushdns

 Windows 2000以降のWindowsプラットフォームでは,パフォーマンス向上のために,パソコン上でDNSのレコード情報をキャッシュするようになりました。これをDNSリゾルバ・キャッシュ(あるいは単にリゾルバ・キャッシュ)と呼びます。DNSサーバー側でレコードが更新されても,キャッシュが有効な間はそのパソコンではリゾルバ・キャッシュに蓄積された古いIPアドレスとの対応情報を利用します。このため,情報の不整合によるトラブルが発生することがあります。

 このような場合は,ipconfigコマンドを使ってパソコンのリゾルバ・キャッシュの情報を表示することで不整合の発生を確認できます。例えば,リゾルバ・キャッシュ内のレコード情報を表示する場合には「ipconfig /displaydns」と実行します(図1)。

 もし不整合が発生していることが確認されたら,ipconfigコマンドでリゾルバ・キャッシュをいったん消去することで事象が改善することがあります。その場合は「ipconfig /flushdns」と入力します(図2)