このほか,ipconfigコマンドはDNS関連の情報も調べられる。
ipconfig /displaydns
と実行してみよう(図3[拡大表示])。すると,自分のパソコンが以前にDNSサーバーへアクセスしてドメイン名からIPアドレスを調べた結果が表示される。パソコンはDNSサーバーへアクセスしてドメイン名からIPアドレスを調べると,その情報を一定期間メモリーに記憶するようになっている。
この記録されている情報は,リゾルバ・キャッシュと呼ばれる。「ipconfig /displaydns」を実行することで,リゾルバ・キャッシュの情報を表示したわけだ。
また,このリゾルバ・キャッシュの情報をクリアすることもできる。それには,
ipconfig /flushdns
と実行すればよい。
意外と多いDHCP関連のトラブル原因を突き止めるには,ipconfigコマンドが最適だ。自分のパソコンの設定を確認するだけなので,間違った使い方をしても他人に迷惑はかからない。実際にコマンドを動かしてみて,使い方をマスターしよう。