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ITレポート(動向/解説)

SQL互換性向上で浮上するオンメモリーDB

ハードに頼らない性能問題の解決が可能に

目次 康男=日経コンピュータ 2006/02/06 日経コンピュータ
出典:日経コンピュータ 2006年1月23日号16ページより
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
目次一覧
表●SQL互換のトランザクション処理に対応できる主なオンメモリー・データベースの概要
表●SQL互換のトランザクション処理に対応できる主なオンメモリー・データベースの概要
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オンメモリー・データベースがシステムの中核データベースとして浮上してきた。データ更新処理が可能な製品が増えてきたからだ。リレーショナル・データベースとの互換性が高まったことも大きい。ハードによる性能解決の代替案としての導入が増えそうだ。

 オンメモリーDBは、すべてのデータをメモリー上に展開することで検索や並べ替えなどの処理速度を高めたデータベース管理システム。これまでは検索に特化した製品がほとんどで、データ・ウエアハウスや大規模バッチ処理などの用途が主流だった。それがここにきて、基幹系システムの中核データベースとして浮上してきた。

 データベース操作言語「SQL92」への対応のほか、データ更新処理ができる製品が増えてきたのが最大の理由([拡大表示])。更新処理中にディスク・アクセスが発生しないので、システムの性能を高めることができる。ただし、トランザクション・ログはディスクで管理し、万一の際のデータの消失を防ぐ。OracleやSQL Serverといった主要なリレーショナル・データベース(RDB)との互換性を高めたことも大きい。

 RDBとの互換性が高いオンメモリーDBは、アプリケーション・プログラムをほとんど書き換えることなくRDBを置換できる。システムの性能不足を解決するための工数や導入期間を、短縮できるわけだ。TimesTenの販売代理店である東京エレクトロンによれば、「基幹システムのRDBを、オンメモリーDBで置き換える商談が増えている」(丸山松弥ミドルウエア・セールスチームグループリーダー)。

 カブドットコム証券は、オンメモリーDBを使って性能問題を解決した1社。この1月、株価情報を配信する時価情報システムにおいて、ハード構成はそのままに、DBをSQL Server 2003 Enterprise EditionからオンメモリーDBの「Kairos Main Memory RDBMS(韓リアルタイムテック製)」に切り替えた。ピーク時に毎秒100件のデータ更新と毎秒1000件のデータ参照を、サーバー24台で分散処理する。RDBをオンメモリーDBに置き換えた結果、CPU使用率は70%台から20%台まで低下した。投資額は約1億円。「ハード増強での対応に比べ約半分ですんだ」(阿部吉伸システム統括部長)。

 阿部統括部長は、「SQL Serverをどんなにチューニングしても、ここまで性能は上がらない」という。日本オラクルも、「高負荷状況では、キャッシュを使うRDBより、オンメモリーDBのほうが処理性能は高い」(根岸徳彰営業推進部担当マネジャー)とする。ただし、32ビット環境では2G~3Gバイトのデータ量しか管理できない弱点がある。「当面は参照専用のオンメモリーDBに注力する」(ターボデータラボラトリー)など、SQL互換の更新処理ができないオンメモリーDBもある。

 だが、EC(電子商取引)や携帯電話対応など、一般企業の情報システムもトランザクション処理数は増加せざるを得ない。オンメモリーDBは、中核データベースの有力な選択肢の一つになりそうだ。

【2月6日お詫びと訂正】当初公開していた文中の表は,別の記事のものであり誤りでした。お詫びして訂正します。

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