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ITレポート(動向/解説)

常時接続なら、1年間で5000円程度

パソコンや周辺機器の年間の電気代はどれくらい?

仙田 明広=日経パソコン 2005/12/20 日経パソコン
出典:日経パソコン 2005年12月12日号20ページより
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
目次一覧
●測定器を使って、消費電力を測定
●測定器を使って、消費電力を測定
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●今回測定した機種
●今回測定した機種
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●インターネット利用ではそれほど電力は使わない
●インターネット利用ではそれほど電力は使わない
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●家庭の1カ月の消費電力
●家庭の1カ月の消費電力
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●家庭で手軽に計測も
●家庭で手軽に計測も
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●年間の電気代は
●年間の電気代は
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 数年前に比べてパソコンを使っている時間が増えたと感じているユーザーは多いだろう。WordやExcelといった文書作成だけでなく、インターネットでストリーミングの動画を観たり、ビデオカメラなどから取り込んだ画像をDVDに保存するなど、パソコンの使い方は数年前に比べて様変わりしている。

 パソコンやルーターの電源を入れたままにしていると、気になるのが電気代。いくら冷蔵庫や電子レンジより消費電力が少ないとはいえ、24時間電源を入れたままだと一体いくらかかるものなのか。

 電気事業連合会が2004年に実施した調査では、一般家庭が1カ月に消費する電力は約290.5kW。このうちエアコンが約25%、冷蔵庫、照明器具がそれぞれ約16%、テレビは約10%を占めている。これを元に試算すると、エアコンで年間約1万7000円、照明器具と冷蔵庫は約1万1000円、さらにテレビでは約7000円の計算になる(東京電力の従量電灯B、第2段階料金の単価で計算した場合)。

 今回は、26インチの大型液晶デスクトップと19インチの液晶デスクトップ、15インチ液晶のノートパソコンの3機種を使い、インターネットを使ったり、ストリーミングの再生や動画のエンコード、DVDへの書き込みなどでどれくらい電力を消費するものかを測定し、そこから電気代を試算してみた。

 また、周辺機器のルーターやインクジェットプリンターがどれくらい電気を消費しているのかも測定した。

CPUの負荷が消費電力に直結

 まず26インチの大型液晶を持つ、NECの「VALUESTAR W VW900/DD」で実験を行った。CPUは動作周波数が3GHzのPentium 4 630。カタログの仕様では最大消費電力は約319Wとなっている。

 起動後に何も作業をしていない状態では消費電力は約146W。インターネットで日経パソコンやYahoo!などのサイトを見ると約150Wとなった。このときのCPUの利用率は8%程度。さらにUSENのパソコン向け動画サービス「GyaO」で動画を見ていると、消費電力はさらに上がり約157Wになった。

 次に、動画をエンコードしてDVDに書き込む作業を試した。するとみるみるうちに消費電力が上がっていき、平均で約205Wになった。この時のCPUの利用率は約62%。やはりCPUの処理が増えると消費電力も増えていく。

 測定はしなかったが、テレビを使いつつ、インターネットで動画を見て、同時にDVDへ書き込むといった作業を並行でして行うと消費電力はさらに上がった。

 次に富士通の「FMV-DESKPOWER H70K9V」で同様の実験を行った。こちらは19インチの液晶を備えた平均的なデスクトップ機。CPUには、2GHzのAthlon 64 3000+を搭載している。カタログでの最大消費電力は約243W。こちらも起動後に何もしない状態では、107Wと最大消費電力の半分以下だった。インターネットを見ている状態では112Wとそれほど上昇せず、エンコード時でも130W程度。ただしエンコード時におけるCPUの利用率は100%だった。

 ノートパソコンはバッテリーを外して、AC電源を使う状態で測定した。動画のエンコード時で46W程度、インターネット使用時は約32Wとデスクトップに比べるとかなり低く抑えられている。

 次は周辺機器だ。常時接続では、ルーターは24時間電源を入れたままという人も少なくないだろう。手を近づけると機器が熱くなっているので、消費電力は気になるところだ。NECアクセステクニカの「Aterm WR 7800H」で、インターネットを使っている最中の消費電力を計測すると、平均で約6Wとそれほど多くはなかった。またキヤノンのインクジェットプリンター「PIXUS MP950」はコピー時は約22Wで、印刷だけなら20W程度だった。

電気代に換算すると

 では実際にこれらの消費電力はどれくらいの電気代になるのだろうか。実はこの計算は結構難しい。どの電力会社も使用量によって基本料金や電気代の単価を変えているからだ。あくまで参考値になるが、ここでは東京電力のサイトに掲載されている料金表(http://www.tepco.co.jp/e-rates/index-j.html)を使い計算してみた。電気代の単価には、一般家庭で最も多く使われている「従量電灯B」で、その第2段階料金(1kW時当たり19円66銭、2005年10月時点)を利用した。

 まず、大型液晶のデスクトップを1日5時間ほどインターネットを使うと、1年間では約5382円となる。消費電力が大きい画像のエンコードなどを行えばさらに高い。19インチの液晶デスクトップで1日約8時間ほど使うと1年間では約4431円となる。一方、ノートパソコンは消費電力が少ないため、電気代も安い。1日5時間程度使っても1年間で約1148円と安い。

 周辺機器ではルーターの電源を常に入れておくと1年間では約1034円。プリンターはコピーを1週間に30分使っても約11円とほとんど消費しないという結果が出た。

 今回の実験では、大型液晶を搭載したパソコンでは、テレビの電気代に匹敵する程度になってきていることが分かる。パソコンをよく使うなら総電気代のうち1割程度は占める可能性があるわけだ。最近、家庭で利用できる手軽な電力計もある。電気代が増えているな、と感じたら計測してみるとよいだろう。

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