Q.1 そもそもJavaって何ですか?
Javaは「開発言語」だとよく言われます。しかし,単なる開発言語ととらえると誤解を生みかねません。現在では,実行環境,開発環境,ときには開発者コミュニティや独特の文化を含めてJavaと呼ぶことがあるからです。
Javaはもともと,デジタル家電を制御するための言語として生まれました。米Sun Microsystemsが1991年に極秘で立ち上げたGreen Projectが生み出したOakというプログラミング言語がそれです*1。このOakが後にJavaと名前を変えました。Oak自体は家電制御用の技術として花開くことはありませんでした。ただ,開発が容易なアーキテクチャ,ネットワークへの対応,プラットフォームに依存しないといった特徴は,当時爆発的な活況を見せ始めていたWebの世界に適したものでした。
Javaが注目を集めるようになったきっかけは,当時メジャーなWebブラウザだったNetscape Navigatorが1995年にJavaの組み込みを発表したことでした。「アプレット」と呼ぶJavaのプログラムをブラウザ上で動作させることにより,動きのあるWebページを表示できるようになったのです。
現在では,パソコンやサーバーのほか,ICカード,携帯電話など,多くのプラットフォームでJavaのアプリケーションが動作しています。Javaアプリケーションの開発者は,全世界で400万人を超えると言われており,世界で最も人気のある開発技術の一つと言っていいでしょう。
一企業であるSunのプロジェクトで誕生したJavaですが,現在の開発や仕様策定には,多くの企業,コミュニティ,個人がかかわっています。Javaにかかわる開発者はオープン技術やベンダー非依存への指向が強いと言われており,独自の文化を形成しています。Javaとは,これらを含む開発技術の総称ととらえるのが無難な解釈でしょう。(石原)
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