ITレポート(動向/解説)
目次
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日本ユニシス 新堀 聡 氏
技術ありきでなくビジネスを提案するデジタルペン、ICタグ、デジタル・オーディオ・プレーヤー、PDA(携帯情報端末)——。鞄の中から“電子グッズ”が次々出てきた。新堀が顧客と話をするための営業ツールだ。話のついでに、とすかさずデモンストレーションに入る。デジタルペンは先端にCCDカメラが付いており、ドットの入った特殊なノートで書くと…
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サービスの時代だからこそ日本のIT企業が強い
中国やインドのソフト開発会社が台頭する中で、システム開発の価格低下に悩む日本のソフト開発会社は勝ち抜く策を見つけ出せるのだろうか。日米IT業界の調査・研究を続けている米MIT(マサチューセッツ工科大学)のマイケル・クスマノ教授は「サービスで差別化を図ることと、自前のパッケージ製品を持つこと」がカギ…
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SAPユーザーが抱える課題は操作の複雑さと運用・導入コスト
SAP製ERP(統合基幹業務システム)のユーザー企業の半数近くが、導入後に生じた課題として操作の複雑さと運用・導入コストを挙げている。ノーク・リサーチがSAP製ERP導入企業約700社を対象に実施した調査による(有効回答数は81社)。
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導入意欲高いIP電話、DWH、ERP
投資の牽引役は100億円以上の企業2006年版 中堅・中小企業のIT導入実態調査
中堅・中小企業の市場では、IT投資意欲の上向き傾向がより鮮明となっている。データウエアハウスに加え、IP電話やERPの導入意欲も高い。年商100億円以上の企業のサーバー導入も活発である。
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想定外の顧客に出遅れた商談
要件見直し付加価値提案で受注初回プレゼンで見誤った顧客ニーズに気付いて挽回
沖電気工業が井筒まい泉から、携帯電話を使ったASPサービス型の出退勤管理システムを受注した。想定外だった顧客に出足が遅れた案件で、出直しの受注にこぎ着けた。
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持ち株会社化するITサービス会社の真の狙いは何か
意気込みは強いのに、ITサービスの業界再編が遅々としている。だが、次への布石は打たれている。持ち株会社への移行を手掛かりに、M&A(企業の合併・買収)に取り組む企業が相次いでいるのだ。
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期待通りのIT投資効果を得られたユーザー企業はわずか3割
IT投資が「期待通りの効果を上げている」とみる国内大手ユーザー企業は全体の30%にとどまり、2003年の調査と比率は変わっていない。アビーム コンサルティングが、東証一部上場企業を中心とする国内大手企業約2000社のCIO(最高情報責任者)またはIT部門長を対象にした調査による(有効回答数は141…
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叩き合いから脱却する5つのアプローチ
商談での価格の叩き合いはなくなるどころか、厳しさを増している。本特集では、価格破壊で勝負するライバルに対し、値下げ以外で打ち勝つための5つの提案のコツを解説する。例えば、「RFP(提案要求書)が出る前にユーザー企業に入り込む」「プラスαの提案をする」といったコツは提案の基礎だが、実践する上では誤解…
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今後2年は2ケタの伸びが続く
ITIL案件が今年ようやく収穫期に統合管理ツール
統合管理ツールの売り上げ好調が続いている。2005年度の伸びを支えたのは個人情報保護法だったが、2006年度はITIL(ITインフラストラクチャ・ライブラリ)商談がようやく“収穫期”を迎え、ライセンス売り上げを押し上げそうだ。
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サイボウズ
アプリと開発環境の二段構えで“ポストノーツ”市場の創出を狙うサイボウズが間接販売のビジネスモデルを大きく変えようとしている。手離れの良いノンカスタマイズ型グループウエアとして「サイボウズ ガルーン」を供給してきた同社だが、2007年2月に出荷するガルーン2.5(仮称)からは、180度方針を転換する。
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グロービア インターナショナル 池田 克巳氏
楽しそうだから取り組む、それが最強の動機ERP(統合基幹業務システム)ベンダー、グロービア インターナショナルの大阪オフィスで、西日本地域の直販営業をほぼ一手に引き受けるのが池田克巳だ。転職して1年足らずだが、好成績が続いている。顧客にはよく「まじめだね」と言われ、グロービア社内でも「池田はマメ」との評判だ。だがそれだけで好成績を維持で…
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メインフレームを戦略転換した富士通
信頼性と資産継承に向け10年は存続あの負けん気の強い富士通が、5月15日に発表したメインフレームに関する限り、今ひとつ精彩を欠いている。その理由は明白だ。新機種「GS21-900」は、奇しくもIBMが36カ月前の5月14日に発表した「zSeries990」と性能が同じ450MIPS(MIPS:毎秒100万回の命令実行)マシン。IB…
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光回線契約数が500万件を突破
NTT東西でシェア6割強占めるFTTHの2006年3月末における契約数は534万5500件であり、2005年3月末と比べて268万3500件増加したことが、MM総研の調査で明らかになった。
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業界トップ3を狙う新生CTC
経営統合の舞台裏伊藤忠テクノサイエンスとCRCソリューションズが、10月1日付で合併する。販売から運用・保守まで手掛けられる総合力を武器に、ITサービス業界のトップ3入りを狙う。
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個人ユーザーの3人に1人がウイルス被害、スパイウエア被害は9人に1人
個人ユーザーの33.3%がウイルス感染の被害経験があり、スパイウエアの被害経験も11.3%に上ることが、情報処理推進機構 セキュリティセンター(IPA/ISEC)が15歳以上のPCインターネット利用者を対象にした調査で明らかになった(有効回答数は5142人)。
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続・もっと売りたくなるIT商材はどれだ!
「パートナー満足度調査」から
“玄人さん”に贈る蔵出しデータレポート(ソフト製品編)4月17日に公開した「もっと売りたくなるIT商材はどれだ!(ハード製品編)」の続編として、今回はソフト商材6分野の「もっと売りたくなる度」つまり「ロイヤルティ」のランキングを公開する。
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欲しい提案、いらない提案
CIOの直言
IT業界にソリューションを期待しても無理でしょう――。7人のCIO(最高情報責任者)のうち、実に3人までもが、こう言い放った。
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既存ベンダー同士のコンペに勝利
納期へのこだわりを唯一見抜く以前の経験が提案で生きるも、開発ではその“常識”が裏目に
大興電子通信は、王子特殊紙・岩渕工場のシステムを5月から順次稼働させている。開発パートナーと協力して、経験を生かした提案が成功したが、開発ではその経験がトラブルを招いた。
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住生コンピューターサービス 干場貢氏
ユーザーの飲み会主催、本音の案件情報を知る干場はもともとSEだ。2001年の大阪本社転勤までの14年間、仕様書をまとめ、設計を行い、プログラムを書いていた。しかし「営業の方が自分に合っている」と、自ら希望して転身した。
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ITサービス会社の将来像が見えるクインランド
「IT技術をコアとした事業持ち株会社を目指す」。クインランドの吉村一哉社長は飲食、住宅、娯楽、教育、自動車の5つの家庭消費に関連する事業会社を傘下に持つ理由をこう語る。これらグループ会社にIT技術を駆使して販売面で支援する同社の事業展開から、ITサービス会社の将来の姿が垣間見える。
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