ITレポート(動向/解説)
目次
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シンクライアントの新方式として台頭
クリアキューブ、日立、HPが三つ巴で競うブレードPC
クライアントの情報漏洩対策として、ブレードPCが有力な選択肢に台頭しつつある。現在、商談で先行するのはCitrix製品に代表されるサーバーベースのソリューション。しかし、多くのソフトが稼働するといったブレードPCの優位点が浸透すれば、同じ市場規模に育つ潜在力を持つ。
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伊藤忠テクノサイエンス 斎藤 康弘氏
印象的に出会い、徹底的に食い下がる斎藤はいつも、2冊のノートを持ち歩いている。1つは、会議や商談のメモを取るノート。もう1つは、営業のアイデアをあれこれ書き込むノートだ。「この顧客から受注するには、どういう戦略と戦術が最良か」。順序立てて論理的に積み上げていくのが彼のやり方だ。
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回線売り脱しアプリまで用意
SIerのSMB攻略を支援通信事業者が作るSaaS時代のインフラ
通信事業者がソフトベンダーやシステムインテグレータとの協業拡大を狙い「ミドルウエアや回線インフラを一体化して時間貸しする」という切り札を繰り出した。うまく使えば、システム開発にASPの良さを合わせた新たなビジネスの可能性がある。
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ITアウトソーシング利用企業は7.9ポイント増の33.6%
サービスの価格や情報システムの改善提案に不満2006年4月時点におけるITアウトソーシングサービスの利用企業は、2005年3月と比べて7.9ポイント増の33.6%だった。具体的に利用を予定している企業の比率も、前回の調査と比べて1.8ポイント増加した。IDC Japanの調査による(有効回答者数は2019社)。
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2005年度のIAサーバー出荷台数は17%増の52万台弱
IAサーバーの2005年度における国内出荷台数は2004年度と比べて17.1%増の51万9900台、出荷金額は同4.8%増の2911億円だった。出荷台数は3年度連続の2ケタ成長、出荷金額は2年連続のプラス成長を記録した。ノークリサーチが電子情報技術産業協会(JEITA)自主統計参加メーカーと未参加…
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日経コンピュータ 第11回顧客満足度調査
日経コンピュータは、企業向け情報システム関連サービスと製品の顧客満足度をユーザー企業の声を基に評価する、「第11回 顧客満足度調査」を実施した。調査結果で眼を引くのは、サービス分野における日本IBMの強さ。「ITコンサルティング/上流設計関連サービス」と「システム構築関連サービス」でトップだった。…
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SaaS時代のSIビジネス
SIの定義が「サービスインテグレーション」に変わる
ASPからSaaSの時代へ。新たなキーワードを背景に、ソリューションプロバイダに大きなビジネスチャンスが到来している。ユーザー企業にネット経由でアプリケーションの機能を提供するという基本スタイルは今までと同じ。だが、複数のサービスを結びつけやすくなるため、サービスの幅が大きく広がり、ユーザー企業に…
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一度の失策が招いた強敵とのコンペ
価格攻勢を振り切った提案の差とは外資メーカーの“先進提案”と国産メーカー系SIerが一騎討ち
顧客の信頼感が、ささいに思える失策で揺らいだ。そのツケに、沖ウィンテックの武村が支払ったのは手強い外資メーカーとのコンペだった。案の定、競合は大胆な価格攻勢を仕掛ける。
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実利重視のベンダー資格が増殖中
“パートナー様専用”で提案スキルを認定アプリケーション商材を中心に、パートナー企業の営業やSEにターゲットを絞った“ニッチ認定制度”が増えている。商談やプロジェクトの現場で役立つ実践的なスキルの伝授が目的だ。
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日本テレコム
インフラとSIサービスの一体化でSIerやISVのビジネスを支援「当社にとって生き残りの鍵はソリューション事業だ。システムインテグレータ(SIer)などとの協業を強化する」(日本テレコムの富村隆一副社長)。2006年3月期決算の説明会でこう宣言した日本テレコム。その具体策は「金融業、流通・製造業、サービス業など業種別に、業務アプリケーションをSIerやISV(…
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AIT 酒井 修氏
「納品=完結」にはできない、そのウェットさが信頼呼ぶ1991年に日本IBMとSRAの合弁によって設立されたAIT。酒井修は、同社が98年に新規ビジネスとして着手した電子帳票パッケージ事業の立ち上げメンバーであり、現在も牽引役を務める。
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上場企業での日本版SOX法認知度は74%
経営企画/情シスの9割がITの役割を重視上場企業における日本版SOX法の認知度は74%であり、認知している経営企画/情報システム部門の90%近くがITの役割を重要視している。MM総研が企業ユーザー1266人を対象にした調査による。
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2005年の国内Linux市場は79.6%増の59億1000万円
国内Linuxディストリビューションの2005年における市場規模は、出荷本数では2004年と比べて80.8%増の10万9400本、出荷金額では同79.6%増の59億1000万円だった。同市場は2006年以降も対前年比2ケタ成長を続け、2008年には130億円に達する見込みだ。矢野経済研究所の調査に…
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集中連載:第4回 2005年度 ITサービス企業 業績分析
【株式時価総額ランキング】 大塚商会がCSKを逆転し3位に浮上
「2005年度業績ランキング」では、上場企業109社の時価総額を調査した(株価は6月22日時点)。1位のNTTデータをはじめとして上位企業が指定席を確保する一方、大塚商会がCSKホールディングスを逆転して3位に浮上するなどランキングの変動も目立った。
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集中連載:第3回 2005年度 ITサービス企業 業績分析
【従業員の平均年収/平均年齢ランキング】 年収はNRIが突出、2位のISIDはダウン
ITサービス業界における従業員の平均年収は、2005年度も野村総合研究所(NRI)の独走ぶりが際だった。同社の平均年収は1079.6万円。1000万円の大台を初めて突破した前回調査から、さらに50万円近く上乗せして2位以下を引き離した。
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集中連載:第2回 2005年度 ITサービス企業 業績分析
【成長性/収益力/生産性ランキング】 新顔が“常勝”オービックに迫る
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集中連載:2005年度 ITサービス企業 業績分析
2005年度のソリューションプロバイダの業績は、4年ぶりに力強さを取り戻した。不採算案件の撲滅など、経営改革に取り組んだソリューションプロバイダを、IT投資の本格回復が支えた。しかし、人手不足が解消しない中でどう成長戦略を描くのか、どうすればSIの付加価値向上を顧客に認めてもらうことができるのかな…
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集中連載:第1回 2005年度 ITサービス企業 業績分析
【売上高ランキング・トップ100】 4年ぶりの回復! 利益優先の復活が鮮明に
2005年度のソリューションプロバイダの業績は、4年ぶりに力強さを取り戻した。不採算案件の撲滅など、経営改革に取り組んだソリューションプロバイダを、IT投資の本格回復が支えた。しかし、人手不足が解消しない中でどう成長戦略を描くのか、どうすればSIの付加価値向上を顧客に認めてもらうことができるのかな…
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新規事業のリスクをASPで解消
海外での導入にもとことん付き合うバリ島のリゾートホテルで起きた3日間の攻防
ヒアリングのために初めて訪れた、バリ島のリゾートホテル。だが事務室はもぬけの殻だった——「覚悟してはいたが、まさかここまでとは…」。ASP(横浜市)のCEO、浅田高春は絶句した。
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緩やかに成長するITサービス市場
利益確保につなげる構造転換が急務ITサービス業況調査 2006年4~6月
2006年4~6月期の業況判断指数を見ると、ITサービス市場は緩やかな成長軌道に乗った。しかし市場が拡大しても、価格低下によって、ますます利益確保が難しくなっている。
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