資料の紹介

 AWS(Amazon Web Services)をエンタープライズ分野でも利用したいという企業は増え続けている。そうした企業のIT部門に向けて、AWS導入支援サービスを手がけるAPN(AWSパートナーネットワーク)コンサルティングパートナー企業6社(アクセンチュア、アビームコンサルティング、伊藤忠テクノソリューション、サーバーワークス、日本ユニシス、日立製作所)が2014年5月に、ガイドブックを作成した。情報技術基盤をAWSクラウド上に構築する際に起こりやすい問題や懸念事項、注意点、課題などを、豊富な参考資料やシステム構成例などを交え82ページにまとめた。本資料はその後、2014年12月時点での最新状況を反映して作成されたアップデート版(90ページ)である。

 第1部「AWSによるエンタープライズシステムの幕開け」は、AWSの概要や利点、AWS誕生の背景や利用の広がり、エンタープライズシステムの範囲など、ITの専門家でなくても比較的読みやすい内容になっており、ユーザー部門や経営層への説明に有用そうだ。AWSが備える多数のサービスの機能を簡潔にまとめた表も、理解を助ける。

 第2部「AWSによるエンタープライズシステム実現の勘所」ではAWSによるシステム構成例を、「重要度」「システムの広がり」「ユースケース」などの視点で分類し、多数示した。AWSはサービスの種類が多く、個々のサービスの要件やオプション、課金体系も多岐にわたる。加えて、アップデートの頻度も高いため、利用する企業のIT担当者は、サービス要件の理解・把握に常時努めることが必要になってくるという。そこで、ユーザー企業がパブリッククラウドサービスを検討する際の一般的な要件について、AWSでどのような対応が可能かを表にまとめた。詳細版も文末に付録として収載している。