ここ数年、企業のWeb会議システム導入が広がってきた。きっかけは2009年の新型インフルエンザのパンデミックだ。感染予防のため取引先の訪問ができなくなる中で、多くの企業がPCで使える安価なWeb会議システムを活用した。しかし、様々なWeb会議システムがこの時期に導入されたが、現在も使いこなしている企業はそう多くない。その中で、ユーザーの使いやすさを追求し続けているWeb会議システムがキヤノンソフトウェアの「IC3(アイシーキューブ)」だ。

タブレット端末で「話し合う回数」を増やす

キヤノンソフトウェア株式会社
パッケージソリューション事業本部
営業本部 営業二部 営業1課
担当課長
橋本 史朗 氏

 Web会議システムの普及が進む一方、せっかく導入したシステムを使いこなせていない企業も多い。そもそもユーザーは、対面で行うやり取りをWeb会議システムに置き換えようとは考えてはいない。Web会議システムを活用するには、その前提を考慮する必要がある。

 「皆さん、直接会って話すのがベストだと考えています。そして、直接会う機会は減らさずに、Web会議システムを使うことで、話し合う回数を増やしています。そうすることで、より密度の濃いやり取りが可能となり、ビジネス面でも大きなメリットが生まれるのです」とキヤノンソフトウェアの橋本史朗氏は語る。

 話し合う回数を増やすためには、手軽にコミュニケーションを取れる仕組みづくりが欠かせない。タブレット端末の爆発的な普及の中で、これを活用しない手はない。タブレット端末であれば、社内会議に外出先から参加できるし、工場や店舗から本社への連絡も容易だ。PCは持ち運びが大変なので、工場で作業しながら使うのは難しいが、タブレット端末を活用すれば、現場でWeb会議を行うこともできる。

 Web会議の在り方が変化する中、大手企業だけでなく中小企業でも幅広く活用されているWeb会議システムがある。神戸製鋼所やサントリーグループ、大林組が導入しているキヤノンソフトウェアの「IC3(アイシーキューブ)」だ。2014年5月、タブレット端末「iPad」に最適化して開発された「IC3 for iPad」が満を持してリリースされた。

初めてのユーザーでもすぐに使いこなせるシンプルなユーザーインタフェースを持つ「IC3 for iPad」

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