新世代の超高密度+超低消費電力サーバーとして発表された「HP Moonshot System」は、サービスプロバイダーや企業ユーザーに大きなインパクトを与えた。ラックマウント型ともブレード型とも異なるこの「カートリッジ型サーバー」は、何と手のひらに載る小ささだ。わずか4.3Uのシャーシに45台の物理サーバーカートリッジを収容して、超高密度な“ハイパースケールシステム”を実現する。

 1UサーバーをHP Moonshot Systemに置き換えると、最大で80%の省スペース化、89%の電力削減、45%ものコスト削減*が見込める。搭載するサーバーカートリッジにより様々なサーバーに役割を変える「Software Defined Server」というコンセプトが斬新だ。

 2014年1月、新たに登場した2つのサーバーカートリッジは、片や“1Uサーバーに匹敵するWeb性能”を発揮し、もう一方は“仮想化しないリモートデスクトップ/シンクライアント環境”を実現する。この2製品を待ちわびていたサービスプロバイダーやユーザー企業も多いという。

 HP Moonshot Systemの導入が、いよいよ本格化しそうだ。競合優位を目指すサービスプロバイダーの基盤システム、企業ITインフラの理想像を追求する上で、この“ハイパースケールシステム”は無視できない存在だ。

*日本HP調べ

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